自分だけの服、作りませんか。

公開日 : 2000年04月29日
最終更新 :

 今回はわたしがよく利用している仕立て屋さんのご紹介です。仕立て屋さんといっても、高級服のオーダーメードというよりは、町の仕立て屋という表現がぴったりの店です。でも、腕前は一流。しかも、仕立てだけではなく、直しやりフォームもやってくれるので、とても助かります。 場所は梨花(イファ)女子大学正門前。ここはソウル一のファッション街。大小さまざまなブティックや流行に敏感な若者向けの店が軒を連ねています。ここに店を構えるだけあって、客層も十代の若者から、大学教授までとさまざま。また、服を仕入れにきたテレビドラマの衣装係や雑誌のスタイリストなどがよく訪れるところとしても有名です。 まずは仕立て。自分が好きな布を持ち込み、雑誌の切抜きを持って行けば、ぴったりのサイズで作ってくれます。普段着から舞台衣装までさまざまな素材を着やすくしっかりと仕立ててくれます。以前この店で、着物の反物を夏のワンピースに仕立てたことがありますが、大成功。仮縫いの状態で試着をし、あっという間に完成。いい裏地をつけてもらって、気に入ったデザインに出来上がり、愛用しています。 仕立ての場合、布がなくても、希望どおりのスタイルに仕上げてくれます。布代別で、だいたい5万ウォンくらいの予算から、スタイルに応じて仕立ててくれます。店には何台ものミシンが並び、服作りにかけては一流の腕前のおばさんたちが一日中その手を休めることがありません。数日で一着の服が出来上がるなんて驚きです。 また、着られなくなった服のリフォームや、タンスの肥やしになっているサイズの合わない服などの直しもやってもらっています。皮製品のデザインの直しも評判です。また、スーツのデザインや、ダブルをシングルにといった直しも安心してお願いできます。最近は、気に入っていたチノパンツをもう少しタイトなスタイルに直して着ようとお願いしたところ、15000ウォンですっきりとした形に生まれ変わりました。試着室で着てみて、この辺をタイトにと伝えると、おばさんはその場で待ち針をさしていきます。わたしが希望のスタイルを話す前に、おばさんの方がよく分かっているようです。若いお客さんが多い店だけに、注文の細かさやスタイルへのこだわりなどはだれよりもよく分かっているようでした。 旅行の日程に合わせて仕立ててくれるそうですが、間に合わなくても書留郵便で送ってもらえます。できないスタイルはないという店主。自分だけの服をソウルで仕立ててみませんか。***ヨン・修繕(スソン)***行き方:地下鉄2号線梨大入口下車徒歩10分。正門に向かって左側に少し曲がったところに位置。ダンキンドーナツ向かい側。電話:02−312−0627営業時間:9:00〜21:00定休日:日曜

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梨花(イファ)女子大前で20年間店を構える「ヨン・修繕(スソン)」 最近看板が新しくなったが、中のミシンとおばさんは変わらず。

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