キムジャン・キムチを味わえる季節

公開日 : 2000年11月16日
最終更新 :

 今年もキムジャン・シーズンがやってきました。我が家でも「今年のキムジャンどうする?」なんていう会話が交わされたりして、気持ちは盛り上がってきました。簡単に言えば、冬越し用キムチ漬けなんですけど、「キムジャン」という言葉には独特の魅力があります。 キムジャンの魅力はなんでしょう?キムジャン・メニューを考え(何種類のキムチにするか)、材料を大量に買いこみ、道具や甕を点検し、天気のよさそうな日を選び、手伝ってくれそうな人に声をかけ…といった一連の課程が実にダイナミックでお祭り気分なのです。 最近ではキムチ貯蔵専用冷蔵庫が人気で、キムジャンを前に我が家でも一台と思い切って揃える家も少なくないようです。とにかく気合の入れ方が違うので、みんな大変だ忙しいと言いながらもちょっとハイになっています。 また、キムジャン・キムチの味は他の時期に漬けたキムチにはかなわないおいしさです。だから核家族でそんなに30株も漬けこまなくてもいい時代にも、貯蔵用冷蔵庫が登場したりするのでしょう。 キムジャン・キムチはまず漬けたてのフレッシュな味を楽しみ、だんだん漬かっていくときの旨みを味わい、最後には酸っぱくなったキムチを鍋にしたりお焼きにしたりして楽しみます。 さて、気象庁の発表したキムジャン予報によると、今年のキムチ漬けは昨年より2〜3日ほど遅く漬けるのがよさそうです。気象庁は「キムチ漬けの適期は最低気温が0度以下、平均気温が4度以下になる時で、こうした気温の分布は昨年より2〜3日、平年に比べ7〜8日ほど遅くなりそうだ」と説明。今秋は例年に比べ暖かい日が続いたため、先月の平均気温が昨年より0.4度ほど高く、11月の気温は全般的に平年とほぼ同じだが、地域ごとの気温の変化は大きいそうです。 また、「11月下旬に急に気温が低くなると白菜や大根が凍ってしまって本来の味が出ないため天気予報に耳を傾けてほしい」と呼びかけ、さすが韓国の気象庁ですね。以下のおすすめ時期をごらんください。 ▲キムチ漬けの適切な時期江原道山間地域:11月20日〜25日江原道内陸、中部山間:11月25日〜30日ソウル、京畿、忠清、慶尚北道内陸:11月30日〜12月10日全羅道、慶尚南道内陸、東海岸:12月10日〜20日全羅南道海岸、慶尚南道海岸:12月20日〜30日 ぜひ、時期を選んでお土産用のキムチを買ってください。 

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旬の野菜をふんだんに使った白菜のキムチ。特にキムジャンキムチは漬けたてのフレッシュな味を楽しみたい。

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