韓・日世界遺産写真展

公開日 : 2001年11月30日
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みなさんは日韓の世界文化遺跡がどんなものかご存知ですか。実際に見たことがあるのはどのくらいでしょうか。ちょっと調べてみると、日本は法隆寺の仏教建造物、姫路城、屋久島、白神山地、京都の文化財、白川郷・五箇山の合掌造り集落、原爆ドーム、厳島神社、奈良の文化財、日光の社寺、琉球王国のグスク及び関連遺産群という具合です。 登録数も増え、覚えきれないくらいです。行ったことのないところもずいぶんあって、すぐにその風景が思い描けない場所もあるくらいです。韓国はというと、宗廟(チョンミョ)、昌徳宮(チャンドックン)、慶州(キョンジュ)歴史地域と石窟庵(ソクルラム)と仏国寺(プルグクサ)、八萬大蔵経の納められた伽倻山(カヤサン)海印寺(ヘインサ)、水原(スウォン)華城(ファソン)、高敞(コチャン)、和順(ファスン)、江華(クアンファ)の巨石墓跡が現在登録されています。上でソウルにあるのは宗廟(チョンミョ)、昌徳宮(チャンドックン)。同じ首都でも東京には世界遺産がありませんが、ソウルは古都ならではの遺産が多いということでしょうか。また、水原(スウォン)の華城(ファソン)や江華(クアンファ)の巨石墓跡などはソウルから日帰りでも十分の位置にあり、大都市ソウルと郊外の新興ニュータウンの今と昔に思いを馳せることができます。さすが外国人だけあって、わたしは韓国の世界文化遺産はほとんど見ています。こうして書き並べてみると、もう一度訪れたい気持ちになりますが、特に今回の写真展を見て、その思いを強くしたのは、慶州(キョンジュ)歴史地域の石像と伽倻山(カヤサン)の山深いところにある海印寺(ヘインサ)です。訪れたことがあるので写真からもそのスケールの大きさやその場に立ったときの雰囲気などを思い出すことができましたが、初めて見る人にはなかなか想像力が必要かもしれません。日韓の世界文化遺産を眺めていると、当たり前のことですが、文化的に似ている部分とまったく異なる部分に気づかされます。特に地理的に近いわりには気候や自然環境がずいぶん違うことが写真からも感じられ、またそれが文化遺産にもよくあらわれています。旅して回るのは大変ですけど、こうして一堂に会した文化遺産を見ることができるのもまた面白いものです。そして、世界文化遺産って何なんだろう…という素朴な疑問もわいてきます。もっともっと身近な文化遺産に魅力を感じることもあるからです。***「韓・日世界遺産写真展」***期間:12月1日〜14日展示会場:日本国際交流基金ソウル文化センターアクセス:地下鉄5号線光化門(クァンファムン)駅下車。フングク生命ビル3階、徒歩8分観覧時間:午前10時〜午後7時入場料:無料問い合わせ:(02)2122-2820(日本語通じます)

慶州(キョンジュ)南山の七仏庵磨崖石仏(李相秀氏撮影)

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