アラーキーの写真展が話題に

公開日 : 2002年11月20日
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アラーキーこと荒木経惟が韓国で初めて個人展を開き、話題だ。90年中盤以降、韓国でもヌード写真や裸体がテーマの芸術に対する関心が高まり、それなりの理解が出てきているし、セクシュアリティの自由な表現をめぐる議論なども芸術分野からフェミニズムまで大事なテーマになっている。 今回の写真展も検閲が心配されていたが、やはり美術館側が「展示の一部を『18禁』にしようとした」らしい。ただ、作家自身が反対したため、青少年が観覧する際にはガイドがつき指導するというから、なかなか難しいものがありそうだ。ヌード自体に嫌悪感を示す儒教的な価値観がこの写真展を「わいせつか、芸術か」の論争に巻き込むことは必至だ。このところ多方面に渡って活気のある韓国のフェミニストたちが、アラーキーの撮る女性像をどう評価するかも注目されている。 展示のタイトルは『小説ソウル、物語東京』過去20年間、ソウルや東京を撮影した写真を眺めるというのは興味深い。ソウルの路地裏や庶民の生活、結婚式場などを撮った写真はソウルを眺めるときの、また一つの視点を提示しているようで面白い。 場所:一民(イルミン)美術館 アクセス:地下鉄5号線光化門(クァンファムン)十字路すぐ 期間:11月15日〜来年2月23日 問い合わせ: (02)2020-2055

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