アメリカの狂牛病騒動が韓国食文化に与える影響

公開日 : 2003年12月25日
最終更新 :

祝日のクリスマスの人出を見込んでいたレストランでは、アメリカで狂牛病発生のニュースに大打撃を受けたようです。若者が好きなステーキハウスはオーストラリアブランドのレストランは繁盛しても、アメリカブランドのレストランは客足が途絶えてしまいました。最近、国内での鳥類インフルエンザ、豚コレラに続き(これらは加熱すれば大丈夫とのこと)、牛肉まで狂牛病感染が懸念され、魚料理や刺身、寿司、はてまた菜食のレストランが季節に反して大繁盛とか。しかし、全体的に打撃を受けたのは他でもない伝統韓国料理のレストランでした。例えば、ソルロンタンやトガニタン、コプチャンジョンゴルなどといったメニューは、どれも牛の脊髄や内臓などの部位を長時間煮出してスープを取る料理。しかも、そのような特殊部位はステーキ肉などとは違って、管理体制がしっかり整っていないのが実情だそう。輸入業者が倉庫で保管中のものは何とか検査ができても、既に輸入業者から精肉店や飲食店に販売されたものは、その量も把握できていないようで、これでは心配で食べないようにするのも理解できます。またカルビなどの焼肉屋でも牛肉が国産であるかどうかによって変わってくるようです。韓牛(ハンウ)とあえて名乗っているところでも輸入肉を出していたりすることがあるので、要注意です。ここしばらくは牛肉料理を食べるときには比較的高級なお店に行った方が賢明でしょう。間違っても屋台でコプチャン(モツ)などはやめておいた方がよさそうです。

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韓牛(ハンウ)と呼ばれる韓国純国産の牛。とてもきれいな色の毛並みと優しい顔立ちが特徴。

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