ワールドカップ…夢の跡

　今日、市庁の地下商店街を歩くと、あの赤いTシャツがたたき売りされているではないですか・・・。しかも、売り場の人も全く売る気がなく、道行く人に他の夏物商品を熱心に勧めていました。何だかさびしい風景でした。あれだけ盛り上がって、皆で赤いTシャツをこぞって買い、応援ファッションを競っていたのに、あのワールドカップの日々はいずこへ・・・。

　わたしは2002年のワールドカップの時に、何も考えず着て出かけた服がたまたま赤い色で、知り合いの韓国人に感激されてしまい、困ったことがあります。「今日は韓国戦、応援してくれるんだね。うれしいよお」と喜ばれて、苦笑いでした。それ以来、自分の意思とは違う意味に解釈されては困ると赤いものは極力避けてしまったりして、何だか馬鹿らしいけど、無視できない空気がありました。

　今日、赤い公式のTシャツは８０００ウォン（960円）でした。たしか２５０００ウォンくらいで売られていたような気がします。一番いい席に飾るように売られていたのに、ずいぶんだなあと思いました。記念に買っておくのもいいかもしれませんね。