キムジャン

公開日 : 2006年11月18日
最終更新 :
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今年もキムジャンの季節の到来です。例年に比べて暖かい日が続きましたが、それでもそろそろ朝晩の気温は零度に下がりそうです。子どもが幼いときには保育園でキムジャンを家族総出でやった思い出があります。大量の白菜を冷たい水で洗ったり、大量の野菜を刻んだりするのはかなりの肉体労働で、これは個人の家でやる行事ではなく、生活共同体の中で行われるべきものだと痛感したものです。

今では四季を通じて野菜が取れ、昔のように冬越のための貯蔵という意味でのキムジャンは必要なくなりましたが、それでも韓国の人たちはキムジャンをしないと気が済まないようです。キムジャンなんか全然しそうにないサラリーマン男性や女子学生が、「この季節の白菜で漬けなければ、おいしいキムチにならない」なんて薀蓄をたれるのを聞くと、韓国の人たちの食に対する認識の高さに敬服さえ覚えます。

最近では市場で白菜を買ってきてキムジャン前夜に塩付けしたり、前もって唐辛子を買ってきて干したりすることなどを省く人も増えてきました。新聞の折り込み広告にはキムジャンのための食材のセールやキムジャン代行サービスなども現れ、新しいビジネスになっているようです。

この広告は塩漬けの白菜のチラシです。「38度線のきれいな空気のもと農民が栽培して塩漬けしています」と書かれていて、生産者の名前と写真が入っています。値段は12キロ(6株)で18000ウォン(送料別途)だそうです。塩漬けする手間を考えると大変安いと思います。

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