ソウル市街での朝鮮王朝時代の行事風景

公開日 : 2008年01月19日
最終更新 :
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明洞から歩いて約5分のところにある普信閣では、正午になると正午を知らせる鐘が響きます。

これは「普信閣打鐘儀式 」といって朝鮮王朝時代に午前4時と午後10時それぞれ33回と28回時を知らせるために鐘がならされていた行事が再現されているものですが、ビジネス街でちょうどお昼を食べに出てくる人たちでいっぱいな中、地元の人たちもその様子に足を止めて見入ったり写真を撮ったりしている様子がとても印象的です。

この行事、午前11時30分から1時間行われ、伝統衣装を身にまとった打鐘軍が普信閣を巡察した後正午にあわせて12回鐘が鳴らされます。鐘をたたく行事には一般市民や観光客も参加することができ、一緒に普信閣にあがって鐘を鳴らすことができます。11時30分までに普信閣前に集まれば参加できるとのことなので、一度試してみるのもおもしろいかもしれません。(*無料です)

その他、ソウル市内ではこのような伝統行事が3ヶ所で行われていて、徳寿宮の大漢門前での「王宮守門将交代儀式」や南大門の崇礼門を警備する儀式「崇礼門把守儀式」、南山烽燧台で松明と煙を使って緊急事態を知らせる「南山烽燧台炬火儀式」が行われています。

年間を通じて行われているのですが、休みの日があるのでご注意を!

普信閣打鐘儀式

場所:普信閣

アクセス:地下鉄1号線「鐘閣」駅からすぐ

時間:11:30〜12:30

休み:月曜日

* 11:30までに普信閣の前に来ると、鐘を打つ行事に参加できます。

(行ったら、参加したいことを伝えてください)

王宮守門将交代儀式

場所:徳寿宮大漢門前

アクセス:地下鉄1、2号線「市庁」駅からすぐ

時間:1回11:00、2回14:00、3回15:30

休み:月曜日

崇礼門把守儀式

場所:崇礼門

アクセス:地下鉄4号線「会賢」駅から徒歩5分

時間:10:00〜16:30

休み:火曜日

南山烽燧台炬火儀式

場所:南山烽燧台

アクセス:地下鉄4号線「明洞」駅下車、南山ケーブルカー乗り場からケーブルカーで南山タワーまで

      地下鉄3号線「東大入口」駅から2番南山巡回バスで南山タワーへ

時間:11:30〜12:30

休み:月曜日

筆者

韓国特派員

なかしまかずえ

1997年から韓国に在住。皆さんと共有したいソウルでの楽しい情報を、まったりとお届けします。

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