同じ阿呆なら漕がなきゃ損損!年に一度のビッグイベント、水祭りボートレースの巻
こんにちは。シェムリアップの案内人・西村です。
昔、偉い人が言いました。「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々...」、
そう、「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、(ボート)漕ぐ阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら漕がなきゃ損々...」な時期が来たのです。
さて、雨季も終わり間近をむかえているカンボジアですが、雨期明けを祝うビッグイベントが水祭りボートレースとなります。
そして、2014年度は11月5(水)、6(木)、7日(金)となります。そう、聡明な読者の方はお気づきのことだと思いますがばっちり平日です。
世界に誇る、有給(18日)と祝日(26日)の数から、2日働けば3日目が休みと言うほど働かなくていい国が、この時期はさらに働かなくなる時期でもございます。ついでに、地方出身者が田舎に帰って、連休明けてもそのまま戻ってこなくなるのもこの時期であり、「工場泣かせの水祭り」と揶揄されるほどです。
さて、そんな水祭り、実際のところどんなイベントがあるのかと言う事ですが、州により規模は異なりますが、基本ボートレースと灯篭流しがございます。
ちなみに、水祭りの3日ともボートレースがある訳ではなく、初日と二日目のみとなり、二日目の夜は灯篭流しと花火、三日目は町は閑散としてただの休日と言う感じになります。
という事で、今回はシェムリアップの水祭りをご紹介します。
実は2010年に開催されて以降、2011年はプノンペンで発生した350人の死亡事故の追悼、2012年は洪水とシハヌーク前国王崩御のため、そして昨年2013年はシハヌーク前国王崩御の喪に服すために中止となり、4年ぶりの開催です。そのため、在住者でも比較的新しい人は見たことが無い、水祭りとはいったい何なのだという感じです。
さて、ボートレースからご説明。こちらの写真2010年度にうちがボートレースに参加した時の流れです。そんなのどうでもいいよと言う人もいると思いますが、ボートレースに参加するための所から説明したいと思います。
まずは、観光局の水祭り担当課に参加申請をして、そして近くのお寺に適当に行き、そこにある余っているボートを借り受ける交渉をします。
ちなみに必要な金額は、傭兵やボートレンタル&塗装、運搬、その他チームTシャツ作成など、なんだかんだで1500$程度です。
そんなこんなで、初日午後開会のイベントは、翌日は朝から開始し、10分程度の間隔でどんどんレースは進みます。二日目午後ぐらいから、上位チームのレースとなり、弱いチームはたまーに声がかかる程度となります。(ドベ決定戦など)
さて、ここからは、もう一つの見所である灯篭流しの話。
川の中にはそれら灯篭を川の真ん中に運んでくれる、バイトの子供たちもいます。1回500~1000リエル(15円~30円)程。
しかし、偉い人は気にせず、車で突入してきます。
と言うのが、シェムリアップの水祭りボートレースとシェムリアップ川の様子です。
いかがでしたか。ちなみに参加賞としてTシャツやいろんなグッズが貰えるのですが、この時には雇っていた傭兵軍団が全部持ち帰り、後には何も残されていなかったです。
ちなみに・・・、こちらが今年参加予定の我がチームのボート。
まあいいや。ちなみにデザインですが、最初日本風のデザイン出したら、クメールの大会だからクメール風にしろと言われました。意外ときちんとしてるんですね。
あ、参加希望者は、ご連絡くださいませ~。22人乗りボートですが、外国人枠は何人でも交代可能なので、ある程度参加可能です。ちなみに、まっすぐ進ませるために15人クメール傭兵を雇っているので、ご安心ください。
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筆者
カンボジア特派員
西村 清志郎
カンボジア観光省プロモーション&マーケティング部に所属しながら、現地旅行会社を運営しています。
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