ハングリーゴーストフェスティバル
毎年、中国暦の7月は中元節といい、ハングリーゴーストの月です。
今年は8月10日〜9月7日。
ラジオでもお話ししましたが、
この期間はあの世の門が開かれ死者の魂が地上をさまようと云われています。
その霊の中でも、弔ってくれる縁者のいない霊をハングリーゴーストといい、
霊がお腹をすかせて、現世の人に悪さをすると信じられています。
この霊を供養するために、街中では供養のお供え台が設けられ
食べ物やお線香を供えています。
この期間は不動産や車の購入・引っ越し・結婚・旅行などは控え、
無用な殺生をしない、水際には近付かない、人を罵ったり悪口を言わない、
などして霊のいたずらを防ぎます。
最終日の9月7日は、霊界に戻りたくない霊がとりつく相手を探しているので
夜の外出をしないで早く家に帰るのが賢明だそうです。
日本のお盆とは違いますね。
チャイナタウンでは仮設テントが建てられ
チャイニーズオペラや歌謡ショーなどが催されますが
これらも霊を喜ばせ、弔うためのものです。
気をつけて見ていると
ドラム缶からの煙や、道端のお線香やお供えもあちらこちらにあります。
ドラム缶では、あの世で使ってもらうための「紙でできた生活用品」を
燃やして届けています。
お金
お酒、
メガネ、サンダル
入れ歯!歯ブラシ、
化粧品、マニキュアまで・・・。
この他
車やブランドバック、飛行機やパスポート
マッサージ機などもあるのです。
道教由来なので
主にチャイナタウンや
中華系の方が多く住む公団の中の広場や商店街などで見られます。
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