年に一度、シンガポール最大級の美食の祭典「Savour」！

公開日 : 2014年04月10日

最終更新 : 2014年04月10日

筆者 : 仲山今日子

シンガポールで年に一回行われている、食の祭典「Savour 2014」に行って来ました！

ヨーロッパやアジア各国から、ミシュランの星付きシェフを始め、有名なスターシェフが大勢集まり行われる、年に一度の美食の祭典です！

なかなか気軽に足を踏み入れる事のできない、ファインダイニングのお料理が、小振りなサイズながら、一皿10シンガポールドル（約800円）〜という、お手頃な価格で楽しめるとあって、週末や夜はチケットが売り切れてしまうほどの人気のイベントです。平日のお昼は45シンガポールドルの入場料が必要ですが、会場で使える30ドル分のチケットがついているので、実質15ドルほどの入場料です。

メニューはホームページでチェックできるので、私もしっかり予習をしてから向かいました。場所は、マリーナベイサンズが望める、開放感あふれるエリアで、開通したばかりの地下鉄ダウンタウン線のダウンタウン駅から徒歩5分ほどの場所です。

平日のランチタイムを少し過ぎた時間だけに、意外と空いていてラッキーでした！こんな風に、屋台風にそれぞれお店がブースを出しています。

まずは、シンガポールを代表するシェフのお店から。まず向かったのは、日本の鳥居シェフ率いる、シンガポールのイタリアン「Forlino」。シンガポールを代表する若手日本人シェフの一人です。

頂いたのは、トリュフのかかったサフランソースの、トルテリーニ。溶けそうなほど柔らかく煮込まれた黒豚と一緒に頂きます。トルテリーニの中のチーズの塩気、ビーツのほのかな甘み、トリュフの香りを満喫しました！

そして、以前にオールアバウトのサイトでご紹介した、シンガポールのフレンチ、JAAN。もう一年近く前のことなのに、Julien Royerシェフが覚えてくれていたのでびっくり！

前回の取材の際に、スモークの中から登場するのを見て気になっていた、シグネチャーメニューのひとつ、55' Organic Eggを。

半熟卵に、味わいの濃いポテトのチップ、茹でたポテトのボール、イベリコ豚のハムをカリッと挙げたもの等が混ざっていて、特にこのイベリコ豚のカリカリしたスモーキーな味わいが、とろりとした半熟卵の黄身と混ざると最高です！

その他、シンガポールではテレビでおなじみのスターシェフ、Emmanuel Stroobant シェフの所では、フォワグラのテリーヌの天ぷら、ロブスターマヨネーズと林檎の塩を注文

天ぷら＋フォワグラ＋マヨネーズ...どれだけカロリーが高いのかは...今日だけは忘れようと決めました！

衣はかりっとクリスピーで、中からフォワグラがとろりと溶け出して来ます。フリーズドライした林檎のほのかな甘みのある塩で頂くという、外れようのないお味でした！

そして、デザートは「STELLAR@1-ALTITUDE」のChocolate Violette Earth with Strawberry Blossom Sorbet　という、凝った名前の物をチョイス。地球の土を模したような砕いたココアクッキーをベースに、粒感のある塩、ピスタチオ、クルミ、たっぷりの芥子の実が入っています。そして、バイオレットカラーのクリーム、土に咲く花のイメージの、フレッシュな苺のソルベが乗っています。スイカにかける塩のようなイメージで、さっぱりした苺のソルベの甘みを、塩ココアクッキーというイメージの土の部分が上手く引き立て、ナッツのカリカリ感とコクが生きている、おいしいデザートでした。