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シンガポール/シンガポール特派員ブログ 仲山 今日子

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2017年5月 6日

歴史的建造物、フラトンホテルの中華のメインダイニング「Jade」がリニューアル


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歴史的建造物、フラトンホテルの中華のメインダイニング「Jade」がリニューアル

歴史的建造物としても知られるフラトンホテル。その、中華のメインダイニングが、Jadeです。これまでは、ゴールドなどを基調としたやや重厚なインテリアだったのですが、新しくリノベーションをしたということで、お邪魔してきました!

足を踏み入れると、Jade(翡翠)という名前通りの、薄い緑色や水色をベースカラーに、シンガポールの花や鳥をモチーフにした華やかな花鳥画が目を引きます。

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厨房を率いるのは、以前と変わらず、フラトンホテルで10年、合計35年のキャリアを持つ、Leong Chee Yengエグゼクティブシェフ。 去年のWorld Gourmet Summit で、Asian Cuisine Chef of the Yearに、そしてシンガポールの大手紙Best Asian Restaurants2017で銀賞を取るなど、今注目のシェフです。

マレーシアのアーティスト一家に生まれたLeongシェフは、陶芸の作品でも知られていて、個室にはその作品の一部が飾られています。

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ショープレートも一新。孔雀と、パープルフィンチと呼ばれる、シンガポールでも見られる鳥が描かれています。

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Crispy Roasted Pork Belly($14)

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中国料理では忘れてはならない、カリカリに皮を焼き上げた豚肉。薄焼きの煎餅のように香ばしくて、カリッとした皮は絶品。その秘密は、五香粉や塩、砂糖などをまぶして一晩置いた後、まず皮が少しカリッとするまでオーブンで焼いたあと、皮に穴を開けて塩をかけて焼き上げ、その後で皮の表面を薄くなるまで削ってから仕上げ焼きしているからなのだとか。
そして、甘い脂身と柔らかい肉質のバランスもよく、とても楽しめました。

Baked Lemongrass Char Siew Lamb Rib Loin($23)

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ニュージーランド産のラム肉のバーベキュー。一口かじると、ライチのような、甘い香りが漂います。これは、中国の薔薇のお酒やパイナップル、レモングラス、はちみつなどから作った自家製のバーベキューソースに漬け込んでいるから。ちょっとエキゾティックなフルーツの香りに、豆豉や醤油のコクが寄り添い、個人的にはとても好みでした。
野菜は、シンガポールの伝統的なサイドディッシュ、アチャー。野菜は塩水で茹でてあり、紫玉ねぎの辛味も穏やかになっています。

Soon Hock in Golden Broth($13)

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野菜をたっぷり使った滋味溢れるスープは、塩をほとんど使わず、魚の骨と野菜の旨味を楽しむもの。温度を一定にして煮込むのではなく、中火で少し素材が踊るくらいに煮立たせた後に、強火にして骨からの出汁をとり、それから弱火にして、水気を飛ばすという手順で作られたもの。
この日は、クレソンと棗、白身魚のスープでしたが、食べ進める毎にじわりと旨味が広がり、薬膳のような感覚でいただくスープでした。

Sautéed Beef Tenderloin with Crispy Garlic in Black Pepper Sauce($23)

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日本の和牛のテンダーロインを、コーンスターチをまぶして揚げた後、醤油と黒胡椒のソースで和えてあります。甘みさえ感じるはっきりとした黒胡椒の香りとローストガーリックの味が肉汁たっぷりの和牛と合わさり、多くの人に好まれる味わい。

Steamed Osmanthus Char Siew(2個で$5.80)

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こちらは点心のメニューから。このJadeでは、週末限定で点心ビュッフェをやっていて、その中でも人気のメニュー。ちなみに、点心ビュッフェは一人S$38で食べ放題という、驚きの価格です。
蒸し立てふかふかのパオを割ると、チャーシューのとろりとした餡。はちみつと金木犀の花が入っていますが、金木犀の花の香りはそれほど強くありません。甘めの餡がシンガポールらしい一品。

Simmered Egg Noodle with Boston Lobster and XO Chilli Sauce $39

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麺というより、大きなボストンロブスターをそのまま満喫する一皿。半身と爪がついて、メインディッシュとしての食べ応え十分です。ロブスターは表面にコーンスターチをまぶしてから揚げてあるので、表面が薄くカリッとしていて、中がとってもジューシー。その出汁が溶け込んだの醤油とラードの旨味たっぷりのソースを、細い中華麺に絡めていただきます。中華麺も、一度揚げてあるので、表面がべたつかず、また香ばしく仕上がっています。サイドにはたっぷりの干し貝柱が嬉しい、自家製のXOソースを添えて。

Hot almond cream with egg white pistachio "Muah Chee"(アーモンドクリームは更にツバメの巣が入って$38、餅は2個$8)

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シンガポールで親しまれている餅菓子、Muah Chee。本来は餅の周りに、ピーナッツの粉に砂糖と塩を混ぜたものをまぶしたきな粉餅のピーナッツ版のような感じなのですが、こちらは、そのサクサクとした粉を柔らかい餅の中に閉じ込めた一品。

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ピーナッツの代わりに、香りのよいピスタチオを使ったフィリングは、グラニュー糖のサクサクとした食感が生きていて、たっぷりのナッツ感と共に、柔らかい餅との食感の対比が楽しめます。

その横には、暖かいアーモンドクリーム。杏仁豆腐の温かい版、とでも言いたいようなデザートです。龍皇杏仁と呼ばれるアーモンドを水に漬け込んでからミキサーにかけてこし、氷砂糖と一緒に煮たもの。かき卵状にした卵白が入っているのが中国らしい仕立て。あっさりとした甘さの中に、上質なアーモンドならではの自然な甘みが感じられる、優しい味わいです。

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本物の中国料理の味はそのままに、晴れやかな自然の中にいるような、淡いブルーを基調とした透明感あるインテリアに生まれ変わったJade。ぜひ、訪れてみてくださいね!

<DATA>
■ Jade(ジェード)
営業時間:ランチ 11:30~15:00( 平日はセットランチあり)、ディナー 18:30~23:00、点心ビュッフェ(週末のみ11:00〜又は13:15〜)、無休
住所:Fullerton Hotel, 1 Fullerton Square, Singapore 049178
電話: +65 6877 8911
アクセス:MRTラッフルズプレイス駅から徒歩4分ほど

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カテゴリー レストラン・料理・食材 旅行・ツアー・ホテル
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    • 特派員プロフィール
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      シンガポール特派員
      仲山 今日子
      元テレビ山梨、テレビ神奈川アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ディレクター、ライターとしてお仕事を受けています。シンガポールのテレビ局J Food & Culture TV 勤務、All Aboutシンガポールガイドブログ。趣味は海外秘境旅行&食べ歩き、現在約40カ国更新中。

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