マケドニアは危険な国か,危険じゃない国か(多くの方のご要望にこたえて)

公開日 : 2009年05月22日
最終更新 :

マケドニアを旅行するにあたって,一番気になることは、危険か,危険ではないか。ということだろうと思います。どこまでを危険という言葉が使われるのか,は別として私のマケドニア滞在3年間を通して具体的に書いて行きますので、ご自分で危険か,危険ではないかを判断してください。

1,私は交響楽団に属していますので,コンサートの帰りが遅くなりますが一人で平気で歩けますし、人通りも多いです。

2、マケドニアはナイトライフが充実していて(クラブやカフェ)老若男女問わず楽しくおしゃべりをしています。

3、セルビアの首都,ベオグラードやブルガリアの首都,ソフィア、クロアチアの首都、ザグレブより、人々の感じが明るいです。(私の感覚では,ソフィアの夜の一人歩きは一寸、、)

4、旧市街(トルコ人やアルバニア人が多い)はお店が夜の9時になるとしまるので人通りが夜は少なく,明かりも少ないので一寸怖い感じがしますが私が10回以上一人で歩いた経験に寄ると,東京の歌舞伎町よりは安全だとおもいます。

5、スコピエ市から離れた村(特に山間、アルバニア勢力とマケドニア勢力がぶつかったあたり)は、一般のマケドニア人も,タクシーも近づきません。私も,外交ナンバーで何回かいってみましたが爆破された家や、破壊された墓場、破壊された学校、教会,モスク、などがあり、まだまだ怨恨が渦巻いている感じがします。この辺の村の人は皆、銃をもっているともいわれています。興味本位の写真は絶対、してはいけません。

こんな事件もありました。マケドニア人の女性がアルバニア人によってレイプされ警察がしらべにいったところ射殺され射殺した男もレイプした男も村全体でかくまっており,,というような状態の場所です。この辺りに行くことは社会見学、以上で、とても危ないです。

6、私は考古学者の友達と音楽家の友達が多いですが、とてもホスピタリティーにあふれ親切。知らない人も本当に親切であたたかいです。

7、ロマ人の子供に財布をすられました。お金をあげないと執拗にねだりますが無視するのが一番です。私を訪ねてくれた多くの友人はわたしがロマの子供にお金をあげないのを、『貴方、変わったわね!|といいましたが、これは私の苦い経験からよるものです。

乞食の人たちは多くがマフィアに属していて,大元締めが半分以上をふんだくります。お腹がすいているだろう、とパンを買って渡したところ、こんなものいらない、とばかり捨てられたこともありました。見るも哀れな足のない,老人にお金を渡そうとしたところ、横からロマ人の子供が横取りしようとし、足がないとおもわれた老人がいきなり子供を負って走り出し、、。このような経験によって、無視することが一番だ,ということに気づいた訳です。確かに,社会制度がきちんとしていない、という批判につながるわけですが日本的常識に基づいてかんがえると頭がおかしくなりそうです。

マケドニアの危険度、についてご参考になったかどうかわかりませんが。又,メールをくださったらお答えします。

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