お奨めスポット 古都ヴェリコタルノヴォ

公開日 : 2008年07月12日
最終更新 :

今回は僕がブルガリアで一番好きな都市、"古都ヴェリコタルノヴォ"の紹介を少し。

ヴェリコタルノヴォは1187年に建国された"第二次ブルガリア王国"の首都として

1396年のオスマントルコの侵攻・征服にいたるまで波乱万丈の歴史を刻んできた古き都。

日本では琴欧洲関の故郷として知られていますね。

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美しい森林に囲まれ、ヤントラ川沿いの傾斜に並び立つ古い家々。

ブルガリアに数ある美しい風景のなかでもかなり好きな風景のひとつ。

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ツァレヴェッツの丘、第二次王国の古城跡。

現在は主要観光地として開放されており第二次王国の王族や総司祭の家々の遺跡などが見られます。

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ツァレヴェッツの古城の門をくぐると、第二次王国の歴史を人形劇で説明してくれます。

なんと本年度から日本語も導入されたので日本人観光客にも分かりやすい。

↓日本語の人形劇の様子

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中世の町並みが残り、古き伝統を守り継ぐ職人工房と土産屋が並ぶ"サモヴォドスカ・チャルシア"

この旧市街近辺には安い料金で宿泊が出来る民宿やプライベートルームも沢山。

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写真は銀細工職人さん。

刀鍛冶職人や木彫り職人、銅打ち職人、キリム職人など色々な職人さんの工房が見れます。

別の機会でブルガリアの伝統職人さんの詳しい紹介でもしてみようかな・・・。

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こちらはお菓子(カダイフ)作り職人・・・でもブルガリアというよりトルコのお菓子。

オスマントルコ帝国に支配されていた時代が500年もあるのでトルコ文化も根付いてます。

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旧市街の住宅街。

ヴェリコタルノヴォは観光名所を回るのも良いですが、こういった普通の住宅街を散歩するのも良さげ。

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情緒ある石畳の小道を歩いていると、

家の軒先に腰をかけている住民にあたたかいもてなしをされることもあります。

軒先になっているサクランボをくれたり、家の中に誘われハーブティーを頂いたり・・・

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住宅街の中にはこんな感じの民宿もあり、おばさんに泊まらないかって声をかけられることも。

あれ?このおばさんの持ってるものよく見たら・・・

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わー 日本語で「民宿」って(^^;

家の階段にも「ローズの宿 安いよ!」って書いてあるし・・・

おそらく日本人観光者に頼んで書いてもらったんだろうけど、日本が好きなんだ〜。

ちなみにブルガリアは無類の親日国家で、どこに行っても日本人は歓迎されます。

特にこのヴェリコタルノヴォは日本大好きな人々でいっぱい!

ヴェリコタルノヴォ大学でも日本語学科が人気があるそうですし、日本文化センターも街中にあります。

↓ヴェリコタルノヴォに行くと、こんなかんじで日本語で日本好きな現地人に話しかけられるかも

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ヴェリコタルノヴォにきたら一度は是非見ていただきたいのがこちら。

夜のツァレヴェッツの古城跡で行われる「光と音のショー」。

照明と音楽を巧みに使ってブルガリアの歴史を表現している素晴らしいショーです。

紀元前のトラキア時代から始まり、

ブルガリア第一次王国の建国からローマ帝国の支配による滅亡。

ブルガリア第二次王国の誕生からオスマントルコ帝国の支配による滅亡。

長きに渡るオスマントルコ帝国の支配下での苦しみから開放される為の度重なる蜂起。

そして最後の蜂起からロシア軍の助力によりついに開放され独立するまでといった、

ブルガリアの波乱万丈に満ちた歴史を音と光で表現しているものです。

何度もこれを見ていますがこの劇に入り込むと涙が溢れてしまいます。

ヨーロッパとアジアのクロスポイントにあったブルガリアは常に苦難に満ちた歴史があり、

それでも負けずにブルガリアの文化を守り続けた先人は本当に偉いと思う。

そんなブルガリアの歴史をほんのすこし垣間見ることが出来るショーです。

↓光と音のショーのオフィシャルサイトはこちら (ショーの動画もあります)

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