イチ押し!美味しい夏の食材 "Pfifferlinge"
ドイツ四季便り第5号
ドイツ、いえヨーロッパで夏になると、市場やスーパーで良く見かける見た目もグロテスクな黄色いキノコがあります。
私は実は、最初はその見た目から手を出す勇気が持てず、倦厭していました。
でも、思い切って買ってみてビックリ。 これがまぁなんと美味しかったこと。
それ以来私はこの黄色いキノコ、ドイツ語で、"Pfifferlinge(プフィファリンゲ)"の大ファンになりました。 毎年このプフィファリンゲが旬の夏が待ち遠しい!
プフィファリンゲ、ネットで検索してみると、日本ではアンズダケというそうですが、はっきり言ってこのアンズダケというものに日本で遭遇したことは無く、よって食べたこともありませんでした。 皆さんは如何ですか?
あまりメジャーな食材ではないですよね。 ドイツでは夏が旬のメジャーなキノコです。
いよいよ、プフィファリンゲの夏がやってきました。
通勤路にあるシュタインバッハのビストロの壁に書かれた"Pfifferlinge Wochen(プフィファリンゲ・ヴォッフェン)/プフィファリンゲ週間"に誘われて先日こちらのビストロへ。
我が町シュタインバッハにある、"Bistro Restaurant Ile De Re"は、クナイペの様にお酒が一通り揃った食事も充実したレストランです。 食事のメニューも豊富でいつ行っても満足できるレストランです。 ヴァイツェンの樽からビールが飲めるレストランはなかなか無いのですが、ここではヴァイツェンの生ビールが飲めます。
写真(上)に見られる様に、泡が中央部分だけこんもり盛り上がる様に注がれたビール、最適温度で上手に注がれた証拠です。 「うぅ~ん、旨い!」
【レストランの特別メニュー】
以前、ドイツ四季便り第1号シュパーゲルの記事で紹介した通り、ドイツのレストランでは、旬の食材を使った特別メニュー"Spezialitäten(シュペツィアリテーテン)"が用意されています。
今日は、実際のメニューを参考までに載せてみますね。 英語圏では無い国のレストランでのメニュー選びって、結構骨が折れますよね。
私は、自分が食べたい食材、例えば、ホタテとか伊勢海老とかの名前だけ予めその国の言葉を調べておきます。 そうすれば、「あれ?こんなちょっと??」「イメージと違う...」なんてこともありますが、食べたい食材の料理にはありつけます。
さて、今回私たち家族がここへやって来た目的は、プフィファリンゲですから、もちろん、旬の食材を使った特別メニューから、色々と選びました。
まずは、"新鮮なプフィファリンゲ炒めと煎った種のサラダ・ガーリックバゲット添え"を前菜に。 前菜と言っても、私たちは大抵"Alles Zusammen(アーレス・ツザーメン)/すべて一緒に"と頼むのでいっぺんに出来てきます。
今回は、オーダーを取り終えた店員さんのアドバイスにより、特別にサラダ小=kleine Portion(クライネ・ポルチオン*ポーションのこと)にしてもらいました。
「これ、3名分では多いのでは? サラダ、かなり大きいですよ。」と言ってくれたのです。
このサラダ、プフィファリンゲと植物の種のコンビネーションが最高なんです。 自家製ドレッシングがまた良く合います。
続いてメインですが、娘は、"新鮮なプフィファリンゲのハーブクリームソースパスタ"、私は、"豚肉フィレ・新鮮なプフィファリンゲ・ズッキーニ・トマト・ローズマリーのジャガイモニョッキ"をオーダー。
オーダ―を見て頂くとお分かりの通り、プフィファリンゲはクリームソースとの相性がとっても良いのです。 わが娘は、このプフィファリンゲのクリームソースパスタが大好物で、この時期どのドイツ料理レストランでも決まってこれをチョイス。
ここのも美味しい♪と言って頬張っておりました。
私の方も、シャキシャキプフィファリンゲと野菜の相性がバッチシで美味しくいただきました。 ここのレストラン、お肉が少々固いのが難点なのですが、ニョッキはあまり得意ではない(メニューからはニョッキだとは分からなかった...)私でも大満足な今シーズン初のプフィファリンゲでした。
主人は、ここの自家製バーガーを。 手作りハンバーガーは、ファーストフードのものとは違ってジューシーなお肉の味がしっかり伝わって美味しいですよ。
ファーストフードのハンバーガーとは一味違う、自家製バーガーも試してみる価値ありです。 ビールとの相性もバッチリですしね。
日本ではなかなか味わえないキノコ、見た目はグロテスクですが味わい豊かで、シャキシャキな食感を楽しんで頂きたいと思います。 プフィファリンゲが旬の夏にドイツへ来られる際には、ドイツの夏の食材プフィファリンゲを使った料理を試してみて下さい。
この味を知らないなんてもったいない! 是非一度試して頂きたいイチ押しの食材です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。