ドイツの常識、日本の非常識③ ドイツの祝日2017

公開日 : 2017年01月15日
最終更新 :

前回ご紹介したドイツ式、とっても実用的なカレンダーにちなんで、今回は2017年度ドイツの祝日についてのお知らせです。

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何が日本と違うドイツの常識なのかと申しますと、ドイツでは州によって祝日が異なります。 また、祝日が土・日にかかっても振替休日なんてものは存在しません。

そこが日本と大きく異なるところです。

前回触れましたが、ドイツは連邦共和国です。 祝日も各州によって異なる場合があるため、全国の祝日と州による祝日というのがありますので、注意が必要です。

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2017年度のドイツの祝日

1月1日(日): 元旦Neujahrstag(ノイヤースターク)

1月6日(金): 東方三博士の日Heilige drei Könige(ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)

*バイエルン州・バーデン・ヴュルテンベルク州・ザクセン・アンハルト州のみ

≪Osterオースター/イースターのお休み≫

4月14日(金): 復活祭聖金曜日Karfreitag(カールフライターク)

4月16日(日): 復活祭Ostersonntag(オースター・ゾンターク)

4月17日(月): 復活祭月曜日Ostermontag(オースター・モンターク)

5月1日(月): メーデーTag der Arbeit(ターク・デア・アルバイト)

5月25日(木): キリスト昇天祭Christi Himmelfahrt(クリスティ・ヒンメルファート)

6月4日(日): 聖霊降臨祭Pfingsten(プフィングステン)

6月5日(月): 聖霊降臨祭月曜日Pfingstmontag(プフィングスモンターク)

6月15日(木): 聖体際Fronleichnam(フロンライッヒナム)

*バイエルン州・バーデン・ヴュルテンベルク州・ヘッセン州・ノルトライン・ヴェストファーレン州・ラインラント・プファルツ州・ザールラント州・ザクセン州・チューリンゲン州のみ

8月15日(火): マリア昇天祭Mariä Himmelfahrt(マリエ・ヒンメルファート)

*バイエルン州・ザールラント州のみ

10月3日(火): ドイツ統一記念日Tag der Deutschen Einheit(ターク・デア・ドイチェン・アインハイト)

10月31日(火):宗教改革記念日Reformationstag(リフォルマチオンスターク)

*通常はブランデンブルク州・メクレンブルク・フォアポンメルン州・ザクセン州・ザクセン・アンハルト州・チューリンゲン州のみ

「2017年は、宗教改革500周年を記念してドイツ全土で祝日―やったー♪」

11月1日(水):万世節Allerheiligen(アラーハイリゲン)

*バイエルン州・バーデン・ヴュルテンベルク州・ノルトライン・ヴェストファーレン州・ラインラント・プファルツ州・ザールラント州のみ

11月22日(水):贖罪の日Buß-und Bettag(ブス・ウント・ベッターク)

ザクセン州のみ

≪Weihnachten(ヴァイナハテン)/クリスマスのお休み≫

12月25日(月):クリスマス第1日1.Weihnachtstag(エルステ・ヴァイナハツターク)

12月26日(火):クリスマス第2日2.Weihnachtstag(ツヴァイテ・ヴァイナハツターク)

*祝日扱いではありませんが、12月24日、12月31日は午前中までで仕事納めとする慣例があります。 お店等も午前中もしくは14:00で閉めるところが多いので気をつけましょう!

2017年の今年は、宗教改革500周年を記念して、10月31日の火曜日が全国的祝日になっています。 シュタインバッハが所属するヘッセン州は通常はこの日はお休みではありませんので、今年はお休みが1日多い!ということで年始早々からハッピーです。

最初にお話しした通り、ドイツでは祝日が土・日にかかった場合でも振替休日というのはありません。 年間30日の有給休暇を消費できる国ドイツですから文句は言えないのですが、こればっかりはやはり残念。

2017年の今年は、移動祝祭日のイースターとプフィングステン以外の祝日は、いずれも土・日にかかっていないのでまずまずのカレンダーですね。

"まずまず"というのは、12月24日と12月31日が日曜日にあたり、慣習としてドイツではこの2日間を半日休みにするところが多いからです。 私の会社は、この2日間を1日の有休を使って全日休みにするのですが、日曜日なので2016年同様ここはフツウの日曜日になってしまいます。 今年の元旦は日曜日でしたから、ここもフツウの日曜日になってしまっていました。

日本とは違うドイツの祝日事情、皆様の印象はいかがですか?

祝日の方よりも、"年間30日の有休を消費する国"の方にビックリ?‐「ですよねぇ~。」(笑)

<参考資料> 

ドイツ大使館・ドイツ総領事館: ドイツの祝日

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