特派員1周年記念:私が住む町"Steinbach(シュタインバッハ)"
私は、昨年2016年の5月31日にシュタインバッハ特派員デビューをしました。
特派員ブログのヨーロッパ地区に突如現れたシュタインバッハと言う名前、多くの方が「シュタインバッハってどこ?」と不思議に思われたと思います。
特派員になってから1年が経った記念に、今回は、シュタインバッハにちなんだレポートです。
ここシュタインバッハは、フランクフルトから電車Sバーンで20分ほど行ったところにあるフランクフルト郊外の小さな町です。
フランクフルト国際空港から車で30分程なのに、シュタインバッハの周りは、畑や森がたくさんある、のどかな町です。 残念ながら、大々的に紹介するような見所なんて1つもありません。
だけど、シュタインバッハの周りには、中世から続く歴史ある古い小さな町がたくさんあります。
今日は、そんな近郊の町を紹介してみようと思います。
【Kronberg:クロンベルク】
*クロンベルクの旧市街への入口、右奥にクロンベルク城の塔が見えます。
13世紀に建てられたクロンベルク城を中心に広がる城下町で、今でもアルトシュタット(旧市街)には、当時の裕福な人たちが建てたVilla(ヴィラ)を見ることができます。その名残か、今もこの辺りは高級住宅街なんですよ。 私たち家族が、シュタインバッハへ越してくる前に住んでいた町でもあります。 シュタインバッハは、あまりに小さく、クロンベルクの管轄下に入ります。
*クロンベルクの旧市街:小さな町ですが趣があります。
*クロンベルクの"Schlosshotel(シュロスホテル)"所謂古城ホテルの門
*1899年に建設が開始されたクロンベルクのシュロスホテル、5つ星の由緒正しき一流ホテルです。
【Königstein:ケーニッヒシュタイン】
*城塞跡から見下ろすケーニッヒシュタインの街並み。
*ケーニッヒシュタインの旧市街、ショーウィンドーのディスプレイがステキなお洒落なお店も多いです。
*ケーニッヒシュタインの町からは、高台に城塞跡が見えます。
そんなに大きな町ではないのですが、ブラリと町歩きも楽しいケーニッヒシュタインの町です。
坂道の多い町でもあります。
【Oberursel:オーバーウアゼル】
町の名前の由来ともなったUrselbach(ウアゼルバッハ)/ウアゼル小川周辺に広がるUrsellaという地域が、791年に、Kloster Lorsch(クロスター・ロルッシュ)/ロルッシュ修道院の管轄として、文献に登場したのが始まりの様です。中世の時代に、毛織物業で栄えた中世の典型的な町で、19世紀産業革命の際には、ウアゼルバッハの水力を原動力に工業も盛んだった様です。 なるほど、だから、ロールスロイスの大きな工場があるんだと、妙に納得してしまいました。 この町には、インタナショナルスクールがあるので、外国人が多く住んでいます。
*オーバーウアゼルの旧市街、"Marktplatz(マルクトプラッツ)"
*マルクトプラッツにある市立図書館。 広場の真ん中には噴水が。
*マルクトプラッツは、どこの町でもそうですが、お祭りのメイン会場となり人が集まる場所ですね。
【Bad Homburg:バート・ホンブルク】
シュタインバッハを含め今までご紹介した町が所属するHochtaunus(ホッホタウヌス)という行政区域Kreis(クライス)/郡の行政機関があるホッホタウヌスの中心地です。
12世紀から創建が始まるBurg "Hohenberg" (ブルク・ホーヘンベルク)/ホーヘンベルク城が名前の由来で、後にHomburgとなり、温泉が操業されるようになってBad Homburg(バート・ホンブルク)と呼ばれるようになったのだそうです。Bad(バート)とは、ドイツ語でお風呂や温泉、プールのことです。
17世紀に方伯領となった由緒正しき町なのだそうです。
*バート・ホンブルクには、名前にバートが付いている通り、Therme(テルメ)を含むKurpark(クアパーク)があります。
最初の写真は、秋のお祭りの時のKurhaus(クアハウス)前のもの。
バート・ホンブルクは、破産から市民を守るために、市民利用禁止(?)なカジノでも有名。
*バート・ホンブルクのシュロスは、ヴァイナハツマルクトのメイン会場となります。
*日曜日の散歩に最適なシュロスのガーデンも。 シュロスから始まるメイン通り、"Loisenstraße(ルイーゼンシュトラッセ)"はショッピング通り。
今後は、我が町シュタインバッハ近郊のこれらの町の身近な話題もちょっとずつご紹介していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
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