冬なのにサマータイム!?

公開日 : 2000年08月26日
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8月のシドニーは真冬。下旬になって、少し寒さが和らいだとはいえ、まだまだ朝晩はぐーんと冷えこむ。それにも関わらず、サマータイム(Daylight Saving Time)が明日8月27日午前2時から開始される。言わずと知れたオリンピック開催にあわせた今年だけの特別措置だ。例年より2ヶ月早い同日からサマータイムに入るのは、シドニーがあるニュー・サウス・ウェールズ州のほか、ヴィクトリア州、タスマニア州、首都特別区。1時間時計を進めることになるので、サマータイムが終了する3月25日午前3時までの間、日本との時差は2時間となる。普段から、オーストラリアは3つの時間帯に分かれている。それに加えて、サマータイムを実施しない州(クイーンズランド州、西オーストラリア州、北部準州)や、サマータイム開始時期が違う州(南オーストラリア州)があるのだから、ややこしいことこの上ない。さらに......。ニュー・サウス・ウェールズ州のブロークンヒルでは、2ヶ月早いサマータイムをボイコットすることを地方議会で決めたため、10月下旬までの間、同じ州にあるほかの街とは90分時差があるが、隣の南オーストラリア州とは同じ時間帯となる。また、クイーンズランド州首相は、ニュー・サウス・ウェールズ州北部の町がクイーンズランド州と同じ時間帯のままでいることを奨励する発言をしている。サマータイムは、仕事帰りにビーチへ行ったり、スポーツをしたり、アウトドア派のオージーの生活スタイルにはぴったりのシステムだと思うけれど、8月下旬の冷え込んだ朝、真っ暗なうちに起き出すことを考えると反対派の意見も分からないでもない。「そんなことを簡単に地方議会で決めたり、州首相が言ったりしていいの?」という疑問はさておき、今年に限っては州外への移動だけでなく、州内の移動でも、念のため時間を確認するクセをつけるに越したことはなさそうだ。

●シドニーの日の出と日没の時刻8月28日 7:19am/6:34pm9月25日 6.41am/6.54pm10月23日 6.04am/7.15pm

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