レストランでの喫煙が不可能に

公開日 : 2000年09月27日
最終更新 :

シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州では、新しい禁煙法案が議会で可決され、今月から、カフェやレストランでの喫煙は屋外に設置されたテーブルを除いて全面的に禁止となった。この法律が施行される前は喫煙席と禁煙席が分かれていて、たいていの場合は禁煙席の方が眺めのいい席だったように思うが、今後はそういうこともなくなるのだろう。食事場所以外では、屋内のショッピングセンターや、シドニーのスターシティ・カジノのテーブルも対象となっているらしいが、数日前にカジノに行ったときにも、まだ灰皿が置かれたままだった。ホテルとクラブには1年間の猶予期間が与えられ、その間に喫煙可能なバーから離れた禁煙の食事エリアを作ることになったそうだ。オーストラリアの喫煙者は約4人に1人。女性の喫煙者は増えているが、全体としては減る傾向にある。禁煙法に反対する声も上がっているが、違反した場合の罰金は喫煙者本人が550ドル、お店の方は5500ドル、というからどちらも真剣に対応せざるを得ない。アメリカほど厳しくなくても、先進国を中心に禁煙法を採用するところは増えてきているが、公共の場での喫煙マナーについて、海外でヒンシュクをかっている日本人はまだまだたくさんいる。たとえ禁煙場所でなくても、周りの人に対する心配りとエチケットは忘れないようにしたいものだ。

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