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オーストラリア・シドニー特派員が現地からオセアニア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。
シドニー・ハーバー・ブリッジ北側のたもとに位置する「ルナ・パーク・シドニー」は、ニューヨーク郊外のコニー・アイランドをルーツとするノスタルジー溢れる遊園地。入園は無料で、乗り物やゲームなどのアトラクションには「ルナ」という単位のチケットを購入するシステムだ。小さな古びた観覧車、アンティークなメリーゴーランド、木製の滑り台......数十年前の映画の世界に迷い込んだようなレトロな雰囲気は、今どきのテーマパークではちょっと味わえない。
その懐古ムードは決して作りものではなく、初代ルナ・パークの開園は1935年にまでさかのぼる。1979年に火災事故が起こってからは、リース権の問題や経営難、再開発計画など、さまざまな要因が絡み、オープンとクローズを繰り返した後、1995年に再開したものの、周辺にある高級住宅街の住民から騒音の苦情が相次いだため、1年余りであえなく閉鎖。原因となったローラーコースターはゴールドコーストのドリームワールドに引き取られた。ただし、閉園中も入口ゲートの「顔」をライトアップしたり、週末やニュー・イヤーズ・イヴなどの特別イヴェントでオープンしたり......と何ともビミョウな存在感をシドニーっ子に示し続け、復活を願うサポーターも少なくなかった。
再度のカムバックを果たしたのは、昨年4月。「またすぐ閉まるんじゃないの?」という疑念をよそに、リニューアル・オープンから無事10ヵ月余りが過ぎた。今週末の2月19日には、「1,234,567人目の入園者」を迎える予定になっているという。
入口ゲートの目の前がフェリー埠頭(ミルソンズ・ポイント)なので、クルーズ気分を楽しみがてら、サーキュラ・キーやダーリング・ハーバーからフェリーで行くのがおすすめ。電車なら、シティ中心部のウインヤード駅からノース・ショア・ラインまたはノーザン・ラインに乗ってひとつ目のミルソンズ・ポイント駅が最寄り駅となる。帰りは、ハーバー・ブリッジをブラブラ歩いてくるのも悪くない。
オペラ・ハウスやシティの高層ビル群を対岸に望むウォーター・フロントのロケーションはシドニーならでは。週末は遅くまでオープンしているから、夜景スポットとしても絶好の場所である。園内のアトラクションは、ルナ・パークという特別な時空を彩る"おまけ"みたいなもの。スリルと興奮を求めるのなら、ほかのアミューズメント・パークへどうぞ。
■ルナ・パーク・シドニー Luna Park Sydney
1 Olympic Drive, Milsons Point
02-9922-6644
[開園時間]※( )内は祝日・スクールホリデー期間
月~木曜 11:00~18:00(10:00~18:00)
金曜 11:00~22:00(10:00~23:00)
土曜 10:00~23:00
日曜 10:00~18:00
[入園料]
無料
[乗り物用チケット]
3ルナ:$3.00
12ルナ:$10.00
30ルナ:$20.00
※1日乗り放題のデイ・パスもあり。

シティ側からもよく見えるルナパークの入口ゲート
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