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オーストラリア・シドニー特派員が現地からオセアニア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。
冬が終わりを告げ、ポカポカ陽気がやってくると、シドニーでは恒例のグッド・フード・ガイド・アワードの発表が行われます。
「グッド・フード・ガイド」は、シドニー及びニュー・サウス・ウェールズ州のレストランやバー、食材店など800店以上のグルメ・スポットを網羅するシドニー・モーニング・ヘラルド紙刊行の食専門ガイドブック(A$26.95)。毎年内容がアップデートされ、最新版が発行されるたびにベストセラーとなっています。
レストランに関しては、食事、サービス、雰囲気などの観点から20点満点で評価が行われ、上位のレストランはシェフの帽子にちなんで「1ハット」「2ハッツ」「3ハッツ」に格付けされて、ガイド発売日前夜にレストラン業界関係者が一堂に会する授賞式でその発表が行われます。
もちろん、中には料理評論家の批評なんてどこ吹く風……とマイペースのオーナーやシェフもいて、掲載されていない中にもいいレストランはあるのですが、シドニーっ子たちの“ハット認識度”は高く、客層や売り上げに多大な影響を及ぼしていることは否めなさそうです。
発行されたばかりの2008年版では、初めて0.5点刻みの評価がなされ、ハット獲得には14.5点以上が必要になりました。レベルの高い激戦ぶりが伺える中、今回特筆すべきなのは、シドニーで10、地方で6の合計16レストランが新たにハットを獲得して1ハット入りを果たしたこと。うれしいことに、グルメの街シドニーは、まだまだ発展の余地がありそうです。
今回ハットを増やして2ハッツに昇格したのは、Forty OneとRestaurant Balzac。メルボルンに出店して高く評価され、3ハッツ復活がウワサされていたRockpoolは2ハッツのままで、オペラ・ハウスにあるGuillaume at Bennelongは、残念ながら3ハッツから2ハッツに落ちてしまいました。
常連7つのレストランが3ハッツを維持し、最高峰のレストラン・オブ・ジ・イヤーに和久田哲也氏率いるTetsuya'sが選ばれたことには、ほとんど意外性がなかったとはいえ、トップクラスの栄誉を維持するための情熱と努力と資金、それからプレッシャーは並大抵のものではないだろうなあ……とその顔ぶれに改めて畏敬の念を覚えたりもします。スペシャルな夜には、ぜひその実力をお試しあれ!
<SMH Good Food Guide Awards 2008 - 3ハッツ受賞レストラン>
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