一攫千金も夢じゃないスクラッチ式宝くじ

公開日 : 2008年03月25日
最終更新 :

誕生日に、年齢と同じ枚数のインスタント・スクラッチ・チケットをもらいました。その場ですぐに結果がわかるスクラッチは、オーストラリアで気軽に楽しまれている宝くじの一種。新聞や雑誌、バスチケットなどを売っている街角のニュース・エージェンシーで購入できるので、買い物ついでに運だめしする人が多いのです。旅行者の方は、余ったコインがあれば、帰りの空港で買ってみるのもいいですね。

オーストラリアの宝くじは州ごとに発売元やルールが異なり、シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州は、NSW Lotteriesが管轄しています。スクラッチは、A$1(販売コミッション:10c)、A$2(同15c)、A$3(同20c)、A$5(同30c)、A$10(同60c)と幅広く揃っていて、プレゼントのほか、ちょっとしたお礼としても、よく使われています。

スタンダードなスタイルは、指定のパネル内をスクラッチして同じ金額や絵柄が3つあったら当たりという単純明快なもの。ビンゴやルーレットなど、もうちょっと複雑なゲーム形式のものもありますが、ルールは各チケットにちゃんと書かれているのでご安心を。

スクラッチといえど、賞金は結構高額です。A$1のものでも最大A$20,000(約200万円)、A$10だと最大A$250,000(約2億5千万円)なので、一攫千金も夢じゃない! ロトなどほかの種類の宝くじと比較すると、たとえ少額賞金やフリーチケットであっても、「当たり」に遭遇する確率が高いのも人気のある理由のひとつなのでしょう。A$1,000までの賞金は、基本的にどこのニュースエージェンシーでもすぐに換金してくれます。

ユニークなのは、A$5のウィン・フォア・ライフ。これは1枚で複数のゲームか楽しめるようになっていて、メインゲームのパネルに“Win for Life”が3回出れば、毎年A$75,000(約750万円)を15年間に渡ってもらえる仕組みです。ココに、デモサイトがあるので、よかったらどうぞ(←“Win for Life”が出ても、賞金はもらえませんので、あしからず……)。

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数日前のニュースでは、友人に貸した工具を返してもらった際、お礼代わりにスクラッチ・チケットがしのばせてあったことに、6年半も気付かず、つい最近その箱を開けたときに床に落ち、それでもほっておいた後、掃除したときにふと思いついてやってみたら、A$25,000の当たりだった、な〜んて話がありました。何でもそのチケットの有効期限は7年だったらしく、タイムリミット前に賞金はもらえそうです……めでたし、めでたし。

ちなみに、わたしが生きてきた年数分もらったチケットは、つい忘れちゃう日もあるのですが、1日1枚と決めて、「はぁ20歳か〜」なんて思いつつやっています。もし$20,000当たったら、プレゼントしてくれたみんなとTETSUYA'S(参照: 世界ランキング5位のレストラン「テツヤズ」の予約は正攻法で)に食事に行くことを約束していますが、果たしてそれだけですむのか……? という心配(?)をヨソに、残念ながらこれまでに当たったのは、フリーチケットとA$2だけでした。

あげたチケット、もらったチケットが大当たりだった人たちは、どうしているのか、ちょっと気になりますよね。あなたならどうしますか?

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