オーストラリアのバレンタインデー

公開日 : 2015年02月02日

最終更新 : 2015年02月02日

筆者 : 田中秀尚

こんにちわ！

あっという間に２月に入り、ホテルコンシェルジュにとっては恐ろしい日である、「バレンタイン･デー」がやってきます！

何で恐ろしいかといいますと、まずはこちらのバレンタインデーについて説明しないといけませんが、大変なんですよ～。

日本と違い、こちらのその日は、恋人同士、既婚の方を問わず、男性から女性のものとなっています。昔はそれほどでもなかったのですが、流行に弱いのはどこも一緒ですね～、昨今はえらい事になっています。どんな感じかといいますと、日本のクリスマスイブの雰囲気を思い起こしていただければ、大体あっています。具体的にいいますと、

花屋は一年で一番忙しい：　知人のフローリストに聞くと、本当にすごいみたいです。生花市場はもう早朝から花を買いあさる花屋さんで戦場のようですし、実際の花屋さんもいくら仕入れてもバラの花を中心に飛ぶように売れるそうです。

チョコレート屋さんもめっちゃ忙しい：　バレンタインデー＝チョコレートというのはこちらでも同様で、しかもこちらでは男性から女性ですから、日本と違って、チョコレート好きの女性の方に渡すことになるので更に説得力があるというものです。

宅配業者が走りまくる！：　結婚してなくて一緒に住んでいないパートナーには仕事場にプレゼントを届けるケースが多いようで、宅配の人は一日中花束とかを持って走り回っています。

そして、私どもコンシェルジュとして何が困るかというと、当日はほとんどのレストランがラブラブカップルで満席になってしまっている！ということです。大抵のレストランがスペシャル･ディナー（値段もスペシャルです、念のため）を催し、ハーバービューがあるレストランなどはもうすでに満席になっています。普通の家族連れ、ビジネス旅行できている人などがコンシェルジュに、「今晩どっか食べるとこない？」と聞かれると本当に困ります。しかも今年のバレンタインデーは土曜日！カップルにとっては都合がいいですが、その他の方にとっては困りますねえ...普通のディナーをしたいあなたのオプションは、

パブでご飯を食べる

洒落たレストランでカップルに囲まれてディナーをする

あんまりロマンチックではないレストラン（チャイナタウンなんかは多分影響外です）に行く

...という感じです。