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ウズベキスタン/タシケント特派員ブログ 齋藤 竜太

ウズベキスタン・タシケント特派員が現地からアジア地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2015年2月 7日

絹の道の真ん中で特派員は今日も現地人に道を訊かれる


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絹の道の真ん中で特派員は今日も現地人に道を訊かれる

 Assalom alaykum! 皆さんこんにちは!タシケント特派員の齋藤です。
 ウズベキスタンには数多くの朝鮮系民族、「高麗人」がいることは、本ブログでも何度か触れてきました。バザールで、キムチや、ナムルに似た惣菜を売っている彼らの顔立ちは日本人のそれとほとんど変わりません。

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 そのためか、日本人が街を歩いていると、しょっちゅう道を訊かれたり、時間を訊かれたりします。
例えば...

ロシア語で、
「グディエ 地名?」、または「クダー 地名?」
ウズベク語の場合、
「地名 カイェルダ」、または、「地名+ギャ カヨッカ?」
と訊かれたら、場所、または、そこへ至る道筋を尋ねられています。

また、
ロシア語:
「スコリカ ブリェーミェニ?」、
ウズベク語:
「ソアット ネチャ?」
のときは、時間を訊かれています。


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 朝鮮系に限らず、テュルク系民族の中にも、混血の妙でしょうか、日本人にとてもよく似ている人を見かけます。前回のタシケント留学のとき、留学先の大学の日本語学科に、ウズベク人とロシア人のハーフの学生がいました。日本への留学経験者で、居酒屋でアルバイトをしていたこともあって、流暢な日本語をしゃべっていたのですが、その日本語といい、容貌といい、名前を名乗られるまでは日本人だと勘違いしていました。
 しかし、同じテュルク系でも、カザフ系やキルギス系などの遊牧系民族のほうが、モンゴルに近いためか、日本人によく似ていると思います。特にキルギス人は、「昔、日本人とキルギス人は同一民族で、肉が好きな民族は中央アジアに残ってキルギス人となり、魚が好きな民族は東へ移住し日本人となった」という言い伝えがキルギスにあるほどです。
 

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 (写真はキルギスでの学術会議の後の一コマ。特派員以外は全員キルギス人。)
 この言い伝えは、中央アジアやキルギスに関わったことがある日本人のほとんどが知っているのでは、というくらい、よく耳にし、また、本などで目にします。しかし、正直、特派員は、このような言い伝えがあること自体は本当であろうとは思っていましたが、「ことさら取り上げるほどに、現地で人口に膾炙しているわけではないのでは?接客好きな中央アジア人が、サービス精神から、日本人に会うたびに披露しているだけでは?それを真に受けて、親日エピソードだといって舞い上がるのは軽率なのでは...」と、やや斜に構えて捉えていました。
 

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 ところが先日、国際会議参加のため滞在したサマルカンドでのこと。エクスカーションでガイドを務めた若者がキルギス系ウズベキスタン人だったのですが、こっちがロシア語を多少理解する日本人だとわかるや、「ご存知ですか、昔、キルギス人と日本人は兄弟で、肉好きな民族は...」と始めるではありませんか。件の言い伝えが、キルギス国内のキルギス人のみならず、国外の少数民族という立場にあるキルギス人の間でも語られていることに、特派員は驚いたのでした。

 日本人はよく高麗人や韓国人、中国人に間違われるのですが、とある日本人の中央アジア研究者は、ウイグル系に間違われることが多い、と言っていました。ちなみに、特派員は3回ほど、いずれも中高年のウズベク人に、「ベトナム人か?」と訊かれました。旧共産圏ならではかもしれませんね。
 そんなわけで、多様な民族が行きかうこの国では、容貌のために目立ったり周囲から浮いたりすることはあまりありません。ウズベキスタンや中央アジアへ旅行する際には、先述のフレーズを駆使して、むしろこちらからどんどん道を訊いてみましょう。


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 では、Ko'rshamiz!(またお会いしましょう!)

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2015年2月 7日
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      齋藤 竜太
      日本の大学院博士課程で中央アジアの研究をしています。ウズベキスタンとの最初の出会いは2009年。その後の1年間のウズベキスタンでのロシア語留学を含めて、5回目となる今回のウズベキスタン訪問は、2014年夏から1年半の予定での留学です。ウズベク語を勉強し、研究を進める傍ら、Canon EOS Kissを相棒にタシケントとウズベキスタンを探索し、これはという街ネタをお伝えしていきたいと思います。

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