カラカルパクスタン自治共和国 ?ウズベキスタンの秘境

公開日 : 2016年01月30日
最終更新 :

 Assalom alaykum! 皆さんこんにちは!タシケント特派員の齋藤です。

 これまで本ブログでは、サマルカンドやブハラ、ヒヴァといった、ウズベキスタンで見どころとされる観光名所ばかりが注目される中、ウズベキスタンの玄関口であるタシケントの魅力にも旅行者に気付いてほしいと、これまで記事を公開してきました。

 しかし、せっかくウズベキスタンに長くいることですし、他の隠れた見どころについてもご紹介したいと思い、今回はアラル海をその領域内に抱える、ウズベキスタン西部、カラカルパクスタン自治共和国の見どころについて、見どころを紹介したいと思います。

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 カラカルパクスタン自治共和国への行き方は、タシケントからですと飛行機(1日2便、片道90ドル前後)か夜行列車(夕方7時前後出発、一番安い寝台で20ドル程度のスム払い)になります。飛行機ならジェット機で1時間半弱、プロペラ機なら2時間半程度の飛行時間で到着しますが、夜行電車だと20時間以上かかります。

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 カラカルパクスタン自治共和国内には、「20世紀最大の環境破壊」の場として有名なアラル海があり、そこを訪れる外国人観光客が多いため、タシケントの旅行会社や現地のホテルを通じて英語を話せるガイドを見つけることができます。

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 カラカルパクスタンは、人口およそ170万人。カラカルパク人という、言語的にカザフ人に近い民族が、人口の3?4割を占めています(残り3割がウズベク人、3割弱がカザフ人。ほかに、ロシア人、朝鮮人、トルクメン人等)。自治共和国首都のヌクス市内では、ウズベク語よりもカラカルパク語の看板のほうが多く目につくくらいです。

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 ウズベク人の、ペルシャ系が混じったようなエキゾチックな容貌に比べて、カラカルパク人はやや日本人に近いような、素朴な顔立ちをしている人が多いです。気質の面でも、ウズベク人はお客を歓待し、近い人間関係を求めるのに対して、カラカルパク人はそこまで「ベタベタ」しない感じがします。定住民であるウズベク人と、遊牧民族であるカラカルパク人の違いかもしれません。

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 気候は、沙漠地帯であるため、夏は酷暑、冬は酷寒のようです。特派員は6年前、7?8月にかけてヌクスに滞在したことがあるのですが、あまりの暑さにぶっ倒れてしまいました。

 食事の特徴として特筆すべきは、川魚でしょう。カラカルパクスタンにはアム川(アムダリヤ川とも)の下流域があり、そこで獲れた魚を揚げたものが、よく食堂などで出されます。

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 次回は、アラル海でのキャンプについてお話します。

 では、Ko'rshamiz! (またお会いしましょう!)

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