アラル海だけでない? カラカルパクスタン自治共和国の見どころ
Assalom alaykum! みなさんこんにちは!タシケント特派員の齋藤です。
今回ヌクス編の最後に、ヌクス市内外の見どころについてお知らせしようと思います。
・サヴィツキー美術館(Savitsky muzeyi)
タシケント市内中心部に位置する美術館です。イゴール・V・サヴィツキーというロシア人アーティストによる旧ソ連時代のアヴァンギャルド絵画のコレクションや、カラカルパクスタンの考古学展示、伝統衣装や装飾品などもあり、カラカルパクスタンのことを知るにはうってつけの場所です。同時に、モスクワから遠いウズベキスタンの、さらに辺境の地であるカラカルパクスタンに、このような優れたコレクションの展示があることに驚かされます。
ちなみに、タシケントで知り合った、カラカルパクスタンに詳しい研究者によると、ロシアン・アヴァンギャルドのコレクションが収蔵されているのは、パリのルーブル美術館と、ロシア・サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館、そしてここ、サヴィツキー美術館の3つしかないそうです。
入場料は20000スム。写真・ビデオ撮影は別途支払わなければなりません。現在、新館が建設中ですが、いつ完成するのやら...
・ミズダハーン(Mizdakhan)
ヌクス市から南、ホジェイリという町のさらに郊外にある、紀元前から17世紀ごろに建てられた建築物群です。墓地の真ん中に位置しており、聖者廟などを見ることができます。
廟それぞれに個性があります。
ここには、アダムの墓と伝えられている遺跡もあり(旧約聖書はイスラーム・キリスト教・ユダヤ教共通の聖典です)、伝説では、この遺跡のレンガがすべて崩れ去ると、世界が終わるとされているそうです。幸い、カラカルパクスタンにはほとんど地震がありませんが...
ミズダハーンの奥のほうに10?15分ほど歩いていくと、古代の要塞跡(カラ)があります。手すりなどはないので、要塞に登る際は、足元に十分お気を付けください。
ミズダハーンへの行き方は、ホジェイリのバスターミナルからミズダハーンを通過するバスが出発しています。ホジェイリへは、ヌクス市の北西、旧市街にあるグニェカラ・バスターミナルからバスが出発しています。
では、Ko'rshamiz!
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