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イスラエル/テルアビブ特派員ブログ 田澤 潤子

イスラエル・テルアビブ特派員が現地から中東地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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2月、多くのイスラエル人が楽しみにしているものがあります。それは、アネモネという野花が作り出す花の絨毯。2月上旬から中旬頃までの2週間ほどの間、イスラエルの南部の都市ベエル・シェバの郊外の野原が真っ赤に染まり、イスラエルに一足早い春の訪れを告げます。

イスラエルの南部アネモネの花.jpg


イスラエルは暑いというイメージが強い国ですが、短いけれどれっきとした冬があります。夏は乾季、冬は雨季という地中海性気候に属しており、3月から10月までは気温が高く雨がほとんど降らない一方、11月から2月までの間は、約2週間ごとに大雨が降り、気温がぐっと下がります。降雨量が最も多く気温も一番低いのは12月と1月。2月になると雨の量が減り、気温も少しづつ上がっていきます。そんな頃、テレビやラジオのニュースでアネモネの開花の情報が流れると、イスラエル国民は春の足音を感じるのです。


イスラエル南部、アネモネの群生.jpg


アネモネはキンポウゲ科の花の一種で、イスラエルでは南部の都市ベエルシェバの郊外の野原にて開花する咲く真っ赤な花です。地中海地域原産の花で、語源はギリシア語で風を意味するそう。花言葉は、「君を愛す」。その燃えるような赤い色をした可憐な花にぴったりの花言葉ですね。


イスラエルのアネモネの花.jpg


アネモネの満開時には野原が真っ赤に染まり、それは見事です。この風景をヘブライ語で「ドロム アドン」と呼びます。日本語に直訳すると「赤い南」。ドロム アドンを楽しもうと、週末には家族連れがこぞってアネモネの咲くエリアに出かけます。ランチボックスを持参し、ブランケットを広げてひなたぼっこをしながらのんびりと「お花見」したり、広域に広がるアネモネの花の絨毯の一帯をハイキングしたり。みな思い思いの方法でイスラエルの春の訪れを満喫します。


イスラエル南部、アネモネの花畑を楽しむ人々.jpg


イスラエルは砂漠のイメージが強い国なので、赤い野花が咲き乱れる風景があるとは意外ですよね! でも、雨季から乾季への移り変わりの2月には国中が一気に緑に溢れて花が咲き乱れ、春の息吹をとても強く感じることができる国なのです。この時期にイスラエルを訪れる際は、ぜひ郊外に足を伸ばしてアネモネの赤い花を満喫することをお勧めします。



2017年2月24日

今年1月、イスラエル初の日本のラーメン専門店がテルアビブに開店しました。 早速先週末に行ってみましたので、お店の様子をレポート。

お店の名前はMEN TEN TEN。東京・新宿のラーメン店「麺てんてん」がイスラエル人の共同経営者と共に開いた、イスラエル初のラーメン専門店です。こちらでは開店前から大きな話題となっていて、在イスラエルの日本人コミュニティはもちろんの事、ラーメンの味を知るイスラエル人も大きな期待を寄せていました。私もイスラエル人の同僚からこのニュースを初めて聞いたくらいです。今までもテルアビブにはメニューの一つとしてラーメンを出す日本食レストランは数件ありました。更に、イスラエル人シェフによるラーメン専門店や、イスラエル人が経営する寿司屋で前菜にラーメンが出たことなどはありましたが、日本のラーメン店のイスラエル進出は今回が初めて。


テルアビブのラーメン屋


MEN TEN TENのお店は、おしゃれなレストランが集まる若者に人気のロスチャイズド通りの一角にあります。
モダン・ジャパニーズの内装のこじんまりとしたお店に足を踏み入れると、日本の歌謡曲が大音量で流れ、日本人にとってはどこか懐かしく居心地の良い空間が広がります。メニューは、ラーメン専門店らしくシンプルにラーメンと餃子のみ。ラーメンは豚骨、鶏ガラ、精進だしの3種類のスープがあり、餃子も豚、鶏、ビーガンの3種類から選ぶことができます。カウンターにはお箸入れ、七味唐辛子、すりおろしニンニクが入った壺、餃子用のラー油、醤油、お酢の瓶がきれいに並んでおり、雰囲気は日本のラーメン屋そのもの。 期待が高まります。


イスラエルの本格ラーメン2.JPG


こちらが、出されたMEN TEN TENのラーメン。
濃厚な豚骨スープ、細めでコシが強い麺、黄身が絶妙に半熟のゆで卵。シャキシャキのメンマ。そして極め付けは旨味たっぷりのとろとろのチャーチュー。感想は、、、「おいしい!」の一言です。今までテルアビブで食べたラーメンはスープの温度が微妙に低かったり、スープのダシがなっていなかったりと不満がありました。イスラエルで日本さながらのラーメンを味わう幸せ。しかも豚骨ラーメン。夢にまで見た瞬間が実現となりました。


イスラエルの豚骨ラーメン.JPG


ところで、なぜここまで豚骨ラーメンに在イスラエルの日本人が喜ぶのか、また現地人の間でも話題になった理由にはイスラエルの食事事情が関係しています。イスラエルには「コシェル」と呼ばれるユダヤの食規定があります。代表的なものとしては、乳製品と肉類を一回の食事で同時に食べてはいけないことや(つまりチーズ・ハンバーガーはアウト、肉類を含む食事の後にカフェオレを飲むこともアウト)、豚肉、エビ・カニ・イカ・貝を口にしてはいけないこと等です。これを厳密に守って生活しているのは国民の一部のみですが、特に豚肉に関しては食に関してオープンで先進的なイスラエル人しか口にしないため、豚肉がメニューにある飲食店の数は限られています。ただし豚肉を食べるイスラエル人の場合、豚肉が大好きという場合が多いため、豚肉を扱うレストランはニッチ戦略によって成り立ってるという事情があるのです。


イスラエルの本格ラーメン1.JPG


このようなイスラエルの食事情をチャンスと捉え、日本の本当のラーメンの味を追求して開店したMEN TEN TEN。当分は週に一度のペースでお世話になってしまいそうです。イスラエルで寿司に次ぐ日本食の火付け役となるよう、応援しています!!


<お店情報>
名前:Men Ten Ten
住所:36 Rothschild Blvd Tel Aviv
メニュー:ラーメン48シェケル(1500円)、餃子26シェケル(750円)



2017年2月19日

イスラエルの温泉地ハマト・ガデル4.jpg

中東の国、イスラエル。温泉とは遠いイメージですが、実はイスラエルには大小含めて5箇所ほどの温泉があります。日本の四国ほどのサイズの小さな国の中に5箇所もあるとは意外ですよね! 今回は、イスラエル最大にして最古の温泉地である、ハマト・ガデルについてご紹介。


ハマト・ガデルはガレリヤ湖の南東辺りに位置し、イスラエルとヨルダンの国境部分の山々に囲まれたところにあります。温泉地としてのハマト・ガデルの歴史は非常に古く、なんと2000年前に当時イスラエル地域を統治していた古代ローマ人に保養地として愛されていたと言います。ハマト・ガデルには2〜3世紀に建てられた入浴場と2000人も収容できるローマ劇場の遺跡がある事からも、ここが当時のローマ人にとって一大エンターテイメントの都市であったことに想像がたやすいですね。

現代のハマト・ガデルも、ローマ時代に劣らずイスラエル最大級の温泉地として高い人気を誇っています。現在はHamat Gader Resortが温泉施設、スパ施設、小さな動物園とワニ園、ホテルとレストランを管理しており、大人も子供も楽しめる空間を提供しています。温泉施設はかなり巨大で、ジャグジーや打たせ湯を楽しむ人々で混み合っています。


イスラエルの温泉地ハマト・ガデル1.jpg


温泉といっても水着着用が義務付けられているので一見するとプールのように見えます。しかしほのかな硫黄の香りが漂い、水は微かに白く濁り水温は42度ほどの、れっきとした温泉です! しかも1時間に60万リットルの温泉が湧き出しているというのですから本格的です。なお、リゾート内の温泉場は完全掛け流しで、約4時間ごとに浴場内の水が入れ替わるということです。 イスラエルに来てシャワーの生活をしている身としては、久しぶりに湯船、しかも天然温泉に浸かる幸せを味わうことができました。入浴後はなんだか体が軽くなったような爽快感と、ポカポカ感で快適そのものです。


イスラエルの温泉地ハマト・ガデル2.jpg


イスラエルの温泉地ハマト・ガデル3.jpg


ハマト・ガデルはガレリア湖のほとりに位置しているので、周辺のドライブと組み合わせて訪問するのがオススメです。この日も、たまたま通りすがった展望台からガレリア湖を見下ろす絶景を満喫することができました。写真ではうまく写りませんでしたが、イスラエルの春を告げるアーモンドの木の白い花があちらこちらで満開になっていました。アーモンドの花は桜とそっくりなので、イスラエルに住む日本人にとってはちょっと特別で懐かしい感じがします。


ガレリア湖の眺め.jpg


イスラエルでの温泉記、いかがでしたでしょうか。イスラエルの最北端に位置しておりたやすく行ける立地ではありませんが、古代ローマ人も愛した中東のレアなお湯、体験してみませんか?


<ハマト・ガデル観光情報>
HP:Hamat Gader Resort
入場料: 100シェケル(3000円ほど)(左記は入浴と動物園のみ。その他食事やマッサージとのパッケージ料金あり)
開園時間:8:00〜17:00
※コインロッカーは別途25シェケル(750円ほど)


2017年2月12日
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