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イスラエル/テルアビブ特派員ブログ 田澤 潤子

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2016年9月10日

死海を楽しむための実用ガイド


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死海を楽しむための実用ガイド

イスラエル観光資源の代表的存在である死海。死海で体が浮く体験はもちろん、このエリアの自然美が素晴らしいため個人的にも大好きなスポットです。今回は、死海を楽しむための実用的な情報をまとめました。


死海のビーチ


<死海を楽しむのに適した時期は?>
基本的に死海は1年中泳いで楽しむことが可能です。ただ天候上、真夏(7月から8月頃)と真冬(12月から2月頃)は避けたほうが無難といえます。その理由は真夏の気温は40度まで上り、とにかく暑いからです!水温も高く、温泉に浸かっているような感覚に近いので、長く死海に浸かっていることは困難です。また死海のリゾートホテルに泊まった場合、クーラーがガンガンに効いたホテル内と外気40度の死海ビーチを行ったり来たりすることで体調が崩れやすくなることも注意です。


一方で死海の冬は、海抜が低い分イスラエル国内の他のエリアより気温が高いく、水温も20度前後あるので、泳げないことはありません。私は普通の人と比べてかなり寒がりな方ですが、12月と2月の死海で泳いだ経験があります。一度入水してしまうとそこまで寒さは感じなくなるので大丈夫ですが、やはり入る前には勇気がいります(笑)。

なお、死海のリゾートホテルに宿泊する場合は、家族連れの国内客でホテルがごった返すイスラエルの祝日を避けるのが無難です。(主に過越祭、仮庵の祭りなど。イスラエルの祝日 は太陰暦に基づいており毎年日程が変わるため、必ず事前にインターネットでチェックしましょう)


<死海はどこでも自由に泳げるの?>
実は、死海沿岸の大半部分は遊泳禁止になっています。また、死海の海水は塩分とミネラルの両方が高く、泳いだ後は体がベトベトになるため、シャワーが必須です。そうしたことから、残念ながら死海では思い立ったらどこでも泳ぐ、ということはできません。よって死海での海水浴を楽しむためにはビーチ沿いのリゾートホテルに宿泊もしくは日帰りプランで立ち寄るか、遊泳が許可されているビーチ施設に立ち寄ることになります。前者については次の項目で詳しく触れることとします。後者については母数が少ないのですが、有名どころをリストアップしました。


Neve Mitbar Beach
死海の最北端部分に位置するビーチ。過去に書いた死海半日ツアーの記事 で紹介してます。
入場料:85シェケル (2500円程度)
Web:http://www.nevemidbar-beach.com/home-1.html


Mineral Beach
入場料:平日50シェケル、週末60シェケル (日本円ではそれぞれ1500円、1800円ほど)
※現在リノベーションのため閉鎖中
Web:http://www.dead-sea.co.il/en/


En Gedi Public Beach
数少ない入場無料のパブリックビーチ。無料シャワー、有料ロッカーあり。

なお、死海のミネラルの泥ですが、エンボゲックなどの南部のビーチには一切無く、主に北部のビーチの湖底が天然のミネラルの宝庫となっていますので、死海ビーチで体に泥を塗って遊びたい人は、北部のビーチを利用しましょう。反対に南部の湖底はサラサラの塩になっています。


<死海ホテルの選び方>
死海のホテルは死海南部のエン・ボケック、中部のエン・ゲディに集中しており、これらのエリア以外では宿泊施設はほとんどありません。エン・ボケックは高級リゾートホテル街となっており、死海の水を引いて作られた塩水プールと普通の真水のプール、スパ施設、そしてホテルゲスト専用のプライベートの死海ビーチエリアを完備しているなど、死海を楽しむための全てが揃ったホテルが沢山あります。ただし中には死海への直接アクセスがないホテルもありますので(死海ビーチへのアクセスのために長い歩道を歩かなければいけないものや、ホテルが死海ビーチへのシャトルサービスを運行しているものなど)、ホテル予約時に必ず確認しましょう。
また多くのホテルでは、日帰り客向けに、スパとビーチの利用のみ可能な手軽なパッケージプランを用意しているので、興味のある場合は各ホテルに詳細を問い合わせてみるといいでしょう。


こちらは私が先日泊まったエン・ボケックにあるHerods Deas Sea Hotelの写真。ホテルと死海ビーチが直結しており、死海で浮いたりプールサイドでくつろいだりと、死海もリゾートライフも両方楽しめる欲張りなホテルでした。ここのビーチは塩の結晶で埋め尽くされており、ビーチに雪が積もったような不思議な景観を生み出していました。

herods dead sea hotel

死海ビーチ

死海ビーチ

一方で、死海の中間地点に位置しているエン・ゲディには、有名なエン・ゲディ・ホテル の他、ユースホステル や安宿がいくつかありますが、これらの宿泊施設は全て、ビーチへ徒歩ではアクセスできないほどビーチから離れた立地にあるので、注意が必要です。反対に、これらの宿泊施設は死海での海水浴をメインとせず、マサダやエンゲディ国立公園 への訪問も組み合わせて観光したい場合に適していると言えるでしょう。


<死海沿岸のドライブもおすすめ>
死海エリアの自然美は素晴らしく、周辺の風景を楽しむのも醍醐味の一つです。特に死海の沿岸のすぐ脇に南北に道路が走っているので、北から南まで、ゆっくりドライブしてみることもオススメです。同じ死海ですがエリアによって水の色や景観が異なり、死海の色々な表情を楽しむことができるでしょう。所々に沿岸沿いの歩道や展望台があるので、休息したり写真撮影をしたりすることもできます。


こちらは、死海へ向かう途中にあった展望台からの眺め。解説が入らないほどの絶景です。
死海の眺め


こちらの写真はエン・ボケックから少し北にあるスポット。遊泳禁止エリアですが、車から降りるとすぐにターコイズ色の浅瀬が広がって、感動ものです。大きな塩の結晶の塊がたくさんありました。
死海沿岸

死海の塩

こちらは北部あたりで撮った写真。実は死海は年々水位が下がっており深刻な問題となっているのですが、こちらでは沿岸の形が段々になっていて、その様子が手に取るようにわかるものとなっています。
死海海岸


いかがでしたでしょうか。死海観光計画の参考となれば幸いです。

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    • 特派員プロフィール
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      テルアビブ特派員
      田澤 潤子
      上智大学比較文化学部卒。日本貿易振興機構(ジェトロ)での勤務を得て、イスラエル人との結婚を機に2014年テルアビブへ移住。現在はイスラエルのIT企業で日本向けマーケティングと事業提携を担当、2国間のビジネスギャップに日々奮闘しています。ビジネスや観光の面で日本とイスラエルを繋ぐことに貢献したいと思っているので、お気軽にご連絡下さい。メールFacebookLinkedIn

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