No.3 フランス人の味覚によるビールの選び方:どんな料理にどんなビール?

公開日 : 2014年08月25日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

前回、フランスの北の端で手に入るビールの多種多様さについて書きました。

ビールを色で分けると、blonde(淡色)、ambrée(琥珀)、brune(褐色)、blanche(白)と分けることができます。今日はそれぞれの種類について、美味しく飲める温度と、合う料理など、ご紹介しましょう。(参考:フランスビール醸造業者協会サイトhttp://www.brasseurs-de-france.com/#/home/)

【淡色ビール】

美味しい温度:4-6度

相性の良い料理:生野菜サラダ、サンドイッチ、グリル焼きした肉、グリュイエールやエダムのような加熱加工されたチーズ、山羊のチーズ、果物を使ったデザート

blonde.jpg

【琥珀ビール】

美味しい温度:6-8度

相性の良い料理:フォアグラ、ジビエ(狩猟)肉、ソースを使った肉料理、魚の燻製、ブルーチーズ、ウォッシュタイプのチーズ(ノール県ではマロワルチーズが有名。癖のあるチーズが多いです)、カラメルを使ったデザート

maroilles.jpg
ambree.jpg

【褐色ビール】

美味しい温度:10度

相性の良い料理:牡蠣、貝類、寿司、アジア料理、燻製の肉、牛肉羊肉などの赤身の肉、ジビエ肉、フォアグラ、チョコレートを使ったデザート

brune.jpg

【白ビール】

美味しい温度:4度

相性の良い料理:魚介類、魚のグリル焼き、魚の燻製、果物を使ったデザート

blanche.jpg

お寿司に合うのが褐色ビールと書かれていたのは意外でした。私なら淡色か白ビールを合わしたくなりますが、次の機会には褐色ビールで試してみたいと思います。

アルコール度はどれも平均して4.5度から8度の間でしょうか。白ビールはもっとも軽めですが、それ以外は、色が濃いからと言ってアルコール度が高いわけではありません、念のため。

食前酒として良いのは淡色ビールか白ビール。暑い夏は、冷えた白ビールにレモンを一切れ添えたものがお薦めです。また、ベルギーに多いラズベリー、チェリー、カシスなどのフルーツ味のビールも食前酒にはぴったりです。

どの銘柄を選んでも外れはないと思いますが、ごく個人的には、淡色ビールはLeffe、琥珀ビールはCh'ti、褐色ビールはPelforth、白ビールはHoegaardenが今のところ私のお気に入りです。

是非参考にしてみてくださいね。

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。