No.85フランスのヴァレンタインデーは二人で"何かする"日。

公開日 : 2015年02月05日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

 日本では、女性が男性に贈るチョコレート一辺倒なヴァレンタインデー。

 フランスでも、メディアや広告では、プレゼントの大切さがかしましく書き立てられています。でもチョコレートを選ぶ人はそのうちのほんの少し。

85-4.JPG

 もともとヴァレンタインデーは、「カップルの愛情確認の日」と認識されているので、男女どちらからどちらへというプレゼントデーではないのです。愛情を確かめ合うのにプレゼントを用いる人も、もちろんいますが、大多数は、"二人で何かをする"日と考えています。

 実際、ヴァレンタインデーについての雑誌の記事も、「何をプレゼントしようか」ではなく、「何をしようか」という視点で書かれたものがほとんどです。

 その流れの中でプレゼントを贈ることもあり、その内容は、去年のヴァレンタインについてのある統計によると、花束が23.85%、貴金属が21.31%。

85-1.JPG
85-2.JPG

 ただし、一番多いのは、レストランでのディナー(34.58%)。これに小旅行(20.26%)を加えると、やはり半数以上は「物」よりも「共有体験」を選んでいることがわかります。

85-3.jpg

 統計に答えたフランス人のコメントが、なかなか微笑ましかったので、下に書き加えておきましょう。

・古い町並みを歩く旅行。

・宝石!ぴかぴか光って、目に喜びが映るから。

・一番ありきたりだけど、絶対飽きないプレゼント、花束。

・気持ちが一番嬉しいな、プレゼントじゃなくて。

・プレゼントやレストランは必要ないんじゃない?「Je t'aime」の一言で充分。

・レストランか旅行かな、思い出が出来るからね。

・レストランでの食事ほどロマンチックなものはない!

(2月お題"バレンタイン")

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。