No.136英仏海峡の向こうはコジーな魅力にあふれたイギリスの田舎:カンタベリー、ライなど

公開日 : 2015年04月16日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

No.135に書いたように、フェリーやユーロラインのバス、ユーロトンネルで、イギリス・ドーヴァーへ渡ったとして、どこに行けば?という方、ご安心ください。

 イギリスの田舎には、観光に値する場所があふれんばかりです。

 ドーヴァーの絶壁の上には、ドーヴァー城。

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 ドーヴァーの近くは、他にも多くの城が残っています。

 また、少し北上すれば、英国教会の中心となるカテドラル(大聖堂)で有名なカンタベリー。

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 カンタベリーは、カテドラルだけでなく、町並みも美しく、時間を掛けて散策したい町です。

 フランスから見て、イギリスの魅力は、そのcozy(コジー)なセンス。決して豪華ではないのだけれど、心も身体も暖まるような居心地の良さを感じるセンスは、イギリス独特のものだと捉えられています。

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 そのコジーな魅力をより強く感じるのは、やはり田舎の町でしょう。

 ドーヴァーから近いところでは、Rye(ライ)もその一つ。今は陸地に囲まれていますが、かつては海に面した港として栄えた古い町です。その歴史は、実は、フランスのノルマンディと深くつながっています。

 そのことがよく分かる地図も町中に立っていました。

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 現在博物館となっている塔は、ライに残る最も古い建築物の一つ。イープル・タワーと呼ばれています。イープル(Ypres)というのは、フランス国境に近いベルギーの町のフランス語名。15世紀にこの塔に住んだ貴族がジャン・ド・イープルという名前であったことと関係するのかもしれません。

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イープル塔

 町は小高い丘のようになっていて、その上に建っているのが1150年に建てられたという聖マリア教会。

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聖マリア教会

 11世紀から営まれているマーメイド・ホテルなど、どちらを向いても絵になる町並みが続きます。

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 石畳の道は、中世に迷い込んだ気持ちにさせますが、歩きにくいことはこの上ありません。間違えてもヒールで散策しようなどと考えませぬよう!

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(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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