No.146近頃話題のフランス・リール本格クレープ屋台

公開日 : 2015年04月28日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

最近は日本でも知られるようになってきましたが、フランスのクレープ屋というのは、おやつを食べるところではなく、食事をするところです。

厳密には、小麦粉100%で作ったものがクレープ。そば粉で作ったものはガレットと呼び、基本的には、そば粉のガレットは塩味。小麦粉のクレープには砂糖味のものが取り合わされます。

このクレープとガレット。もともとは、フランスの西、ケルト文化の地、ブルターニュ地方の郷土料理。

確かに、ブルターニュに近づくと、クレープ屋の看板が増えていくように思いますが、実際のところは、フランスのどの地方にも、必ず数軒は数えられるくらいポピュラーな料理となっています。

ここフランスの北端、リールも例外ではありません。最近特に話題になっているのは、屋台のクレープ屋さん:Crêperie Tedd(クレープリー・テッド)。

146-1.JPG

赤い屋台を引くのは、28歳のTeddy Wanesse(テディ・ワネス)。飲食店でノーハウを学んだ後、自分のお店を立ち上げたのだそうです。クレープとガレットを選んだのは、全くの自分の好みだとか。ただし、そのため、ブルターニュのレンヌまで行き、クレープ学校できっちり学んできたそうです。

146-2.JPG

新聞でも話題に

ちなみに、ガレットの生地は、1キロのそば粉に、水2リットル、60グラムの荒塩を混ぜるだけ。ただし、そのあと、少なくとも6時間寝かせる必要があるそうです。

146-3.JPG

メニュー(拡大してご覧ください)

お値段は、ガレットが、3ユーロから8ユーロ。3ユーロのものは、田舎のソーセージ添え。8ユーロのものは、サーモンに長ネギ、人参、トマト、サラダ菜、シブレットとレモンのクリームソースつきという、かなり豪華なもの。

146-4.JPG

クレープは、ほとんどが2ユーロ。写真は、りんごのコンポートと塩バターキャラメルソースにバニラアイスクリーム添え。おいしそうですね!

146-5.JPG

リールのマルシェで赤いワゴンを見たら、是非声を掛けてみてくださいね。出店場所と時間は下の通り。

火曜:15時ー19時:リール・フィーブ(Five)のマルシェ

    (place Madeleine Caulier、地下鉄か7番バスのCaulier駅下車)

木曜:15時―20時:バイユル(Bailleul)のマルシェ

金曜:7時ー13時:オーブルダン(Haubourdin)のマルシェ

土曜:7時―13時半:リール・セバストポル広場のマルシェ

    (Place Sébastopol、地下鉄République下車)

日曜:7時―13時半:ロース(Loos)のマルシェ

観光でいらした方が行きやすいのは、火曜と土曜のリールのマルシェでしょう。

そのほか、火曜と金曜の18時から21時半は、リールメトロポールなら、配達もしてくれます。電話番号は06 99 57 97 47。また、事前に予約を入れれば、行事などに出張出店もしてくれるそうです。

146-6.JPG

この赤い屋台が目印です!

(冠ゆき)

(4月お題"フードワゴン(屋台)")

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。