No.160巨人(ジェアン)とファンファーレが渦をなすリールの週末(5/22-24)

公開日 : 2015年05月20日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

 今週末22日から24日まで、フランスの北リール市では、音楽の祭典Fanf'Harmonies(ファンファルモニー)が予定されています。

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コンサートやダンスなど様々なアトラクションが企画されています。中でも見物なのは、ジェアン(巨人)たちと、音楽家1500人による大パレード。(ジェアンについてはNo.107No.110No.143No.150参照)

 フランス・ファンファーレ協会は、2年か3年に一度、地方を変えて、大きな音楽の祭典を開くのを常としています。ノール・パドカレ地方でこの種のイヴェントが行われるのは、1995年のトゥルコアン以来のことです。

 近年は、2006年にパリ、2008年にアリエージュのラヴラネ、2010年にミュルーズ、2012年にカンで開催されてきました。

 今年はリールとその周辺で催されるこの音楽祭。すべてアトラクションは無料となっています。

 詳しいプログラムはこちらのサイトをご覧ください。

 主なものだけ挙げてみると、

5/22(金)20:30からサン・サヴァー駅(Boulevard Jean-Baptiste Lebas)にて、開幕コンサート。

5/23(土)は、朝から夜まで、様々な場所で、ファンファーレが聞けるはず。場所はリールのサン・サヴァー駅(12:30, 15:00, 16:00, 17:00, 20:30)のほか、リールの北のマルカン・バロル(16:00)。リール旧市街の大聖堂前(16:00)など。

5/24(日)もサン・サヴァー駅では丸一日催しがあります。

ルーヴル・ランス美術館前でも10:30にミニコンサート。

リール中心では、オペラ座前やリウール広場で11時にパフォーマンス。

14時には県庁とリール美術館に挟まれたレピュブリック広場でもパフォーマンスがあります。

一番の見所は、この日15時から予定されている大パレード。レピュブリック広場からサン・サヴァー駅まで、巨人(ジェアン)たちと、1500人のミュージシャンが練り歩くのは、さぞや圧巻だと思われます。

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 まだ北の巨人を見る機会に恵まれていない方、この機会にフランドルの陽気な雰囲気を楽しんでみてください。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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