No.207フランスに来ると目につく男性ファッションの特徴

公開日 : 2015年07月29日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

 今に始まったことではありませんが、しばらくフランスを離れていて、戻ってくると、ああ、そうだった、そうだったと思うことの一つに、男性が身にまとう色があります。

 特に印象的に思えるのが、パンツの色。

 アジアやほかの国では、男性は黒や紺、茶などの暗い色を身に着けるのが一般的だったころから、フランスでは赤や紫、オレンジのパンツの人が目についていました。

207-1.jpg

 パンツだけではなく、赤い靴の男性もたまに見かけますし、もう20年近く前、ピンクの靴下の男性を初めて見かけたのもフランスでした。ピンクのネクタイとお揃いで、とても素敵な装いでした。

207-2.jpg

 性別による色の使い分けは、国によっては固定されているように感じます。

 子供服を見るとよくわかりますが、例えば、意外にも、イタリアでは、女の子のものは、何もかもがピンク。男の子のものは、青、紺、迷彩色と、ファッションの国でありながら、色がはっきり使い分けられていました。

 それと比べると少しましでしたが、ポーランドも同様に、子供服の色は、男女できっぱりと分かれていました。

 それに対してフランスでは、割と自由で、男児用でも、赤やピンクはタブーではありませんでしたし、女の子用のシックな紺や深緑の服も珍しくありませんでした。

 そういう子供時代を経てきたからでしょうか。大人になっても赤いパンツを愛用する人が結構いるんですよね。またよく似合っています。

207-3.jpg

 これは女の子の色、これは男の子の色、と決めつけず、きれいな色をきれいと感じる環境で育てたいと、いつも思っていましたが、フランスは、その点では、良い環境と言えるでしょう。

(冠ゆき)

(7月お題"現地ファッション")

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。