No.216ルーマニア旅行者向け情報1:治安・物価・レストラン・宿

公開日 : 2015年08月17日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

このあたりで、ルーマニアへの旅行者向け情報をまとめておきたいと思います。私の限られたルーマニア体験によっていますので、この限りでない場所もあるでしょうが、何らかの参考になればと思います。

【治安】

基本的に治安はそれほど悪くありません。今回は鉄道などを利用していないので、駅周辺(大抵どんな国も治安が悪いことで知られる地域)へは近づいていませんが、ブカレストの旧市街も、治安の悪さは感じませんでした。

場所によっては、住みついたロマの子供に物やお金をねだられることはありましたが、身の危険を感じることは幸いありませんでした。

野良犬も、以前よりはかなり減ったということです。それでもあちこちで見かけましたから、注意は必要でしょう。

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ルーマニア人が多く散策するシビウ旧市街

【物価】

基本的に、日本や西欧と比べて物価は低めです。

ブカレストや、避暑地のシナイア、世界遺産に登録されたシギショアラの旧市街内などは、他と比べると物価はかなり高めです。

例えばグーラッシュひとつをとっても、田舎の国道沿いにある割とこぎれいなレストランでなら、9.9RON(300円くらい)のところが、シギショアラの旧市街だと、30RON(900円)近くします。

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300円のグーラッシュ

刺繍のほどこされた民族衣装を思わせるブラウスは、西部の田舎なら80RON(2400円)からあるのに、修道院の周りの屋台だと120-180RON(3600円~5400円)。シギショアラ旧市街では467RON(14000円!)で売っていて、目を疑いました。

しかも、中にはmade in Indiaと書いてあるものもあり、ハンドメイドの刺繍つき民族衣装とは、違うのでは?と思うものもあります。

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【レストラン】

おそらくは、娯楽施設というものが、まだ発達していないためと思われますが、レストラン自体がまだまだ少ない国です。地方では、ホテルや、ペンシウネ(民宿のようなもの)に併設されたレストランしかないところも多くあります。

田舎に泊まる際は、宿で食事をするほか、選択肢がない場合もあるので、前もって、調べておいたほうが良いでしょう。

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ペンシウネの食堂

【宿】

都市にはホテルがありますが、それ以外の地方、また都市でも多いのがペンシウネ。中身はピンからキリまであります。朝ごはんがついているか、ついていなければ、冷蔵庫や電気ケトルを共同で使える場所があったりします。

都市部以外では、4階建てくらいのホテルでは、エレベータのついていないものがほとんど。(外資系のホテルなど、最近建てられた建物は、おそらくエレベータつきと思われます)。できれば、大きな荷物をひとつ持つより、小さな荷物を二つにしたほうが楽でしょう。

今のルーマニア旅行者向け情報、長くなるので一旦ここで切ります。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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