No.217ルーマニア旅行者向け情報2:言葉、インターネット、トイレ、食事、タクシー
No.216に続き、2015年8月現在ルーマニア旅行者向けの情報です。
【言葉】
英語は比較的良く通じます。修道士や修道女には、フランス語に堪能な人も多いようです。トランシルヴァニア地方では、ドイツ語が良く通じます。
博物館やモニュメントの説明書きですが、外国人観光客も来るようなところは、ルーマニア語と英語、ドイツ語で書かれています。メジャーな場所だとそれにフランス語が加わります。場所によっては、ルーマニア語、英語、フランス語のところも。西へ行くと、ルーマニア語、ハンガリー語、英語。トランシルヴァニアになると、ルーマニア語とドイツ語だけの場所も多くあります。
ちなみに、一番多くの言語で説明書を準備していたのは、シギショアラの山上教会。数えてもらったら、なんと23カ国語の訳がありました。もちろん日本語版もあります。
シギショアラ山上教会へはこの屋根つき階段を登って行く
【インターネット】
意外に普及しているインターネット。無料WIFIは、大抵どこのホテルでもペンシウネでも提供されています。レストランや、ガソリンスタンドでも提供されていたりします。
ただし、接続の良し悪しは、さまざま。高級ホテルのWIFIより、安い僻地のペンシウネのほうが接続が良かったりと、使ってみるまで分かりません。
ひとつ気をつけたいのが、これらの無料WIFI、パスワード不要というところがほとんどであること。安全性の問題からも、あまり大切なやりとりはしないほうが良いかもしれません。
【トイレ】
西欧と比べると、公衆トイレが多く、比較的清潔。ただ、田舎は、水洗トイレ自体がないことも多いので、清潔と感じられない場所も多いかもしれません。
修道院や城砦など、使用できるトイレがある場所もありますが、そうでないところが大半ですので、観光前に済ませられれば済ませておきましょう。
車移動の観光客にもっとも使用しやすいトイレは、ガソリンスタンドのトイレ。大抵トイレが併設されており、快く使わせてくれます。
ガソリンスタンドは、ミニマーケットやカフェ併設の場所も多い
ルーマニアは、アジアの多くの国と同様、トイレットペーパーを流すとトイレが詰まってしまいます。不用意に紙を流して、迷惑をかけないように気をつけましょう。
【食事】
ルーマニア料理は、味のメリハリがしっかりしています。もともと私は薄味派なので、濃い味好きな方は少し差し引いて聞いていただいたほうがいいと思いますが、塩辛いものはかなり塩辛く(特に、チーズや加工豚肉)、甘いものはとことん甘いというのが印象です。
味付け自体は悪くありません。
加工されている豚肉はかなり塩気が多め
また、分量も、日本人にとっては多いものです。アントレ+メイン+デザートの三皿は、フランス人でもとても食べきれない量。ともすると、メイン+デザートも難しく、辛うじて、相当の空腹時にアントレ+デザートがなんとか入るというくらい。
軽めのはずの鶏肉も、かなりな分量
嬉しいことに、フランスと異なり、お皿の数を揃える必要もないし(フランスは基本的にアントレ+メインとか、アントレ+メイン+デザートといった具合に1テーブルのメンバー全員が同じお皿の数になるように調整するのがマナーです)、ひとつのプレートをテーブルで分けるということも可能なので、いくつか違うものを頼んで、皆で分けて食べるのもいいですね。
意外にもルーマニア全国で見つけられるのがピッツェリア。それもなかなか本格的なイタリアピッツァが食べられます。
【タクシー】
どこの町にも、信頼できるタクシー会社があるようで、宿の人に問い合わせれば、教えてもらえます。安価に移動できる手段の一つですが、乗り心地が良いとはいえない車が多いのも事実。経費節約のためか、それとも車にその機能がないのか、冷房がついているタクシーに乗合わすことがありませんでした。短距離移動にはいいでしょうが、長距離移動に使うならば、できれば、車を見てから決めることをお薦めします。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。