No.242エールフランス10/5のストと今後の展開

公開日 : 2015年10月03日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

しばらく前から話し合いを続けて来ていたエールフランスとパイロットの労働組合。

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簡単にいえば、昨今の難しい状況を打開するため、エールフランスがパイロットに給料据え置きの労働時間増を要望。しかし、パイロット側の激しい反発を受け、結局、話し合いはまとまらず。交渉期限であった9月30日に、決裂となりました。

経営陣としては、このまま「はいそうですか」とはいかないわけで、第二のプランに着手することになります。

「第二のプラン」とは、これまた簡単に言えば、実入りの少ない路線を削り、ついでに人員も大きく削減しようというもの。

削られるのは長距離便。この「第二のプラン」では、長距離便の10%が削られるとい話が出ていましたが、今のところ、2016年夏5つの路線、その後、2017年の終わりまでに更に9路線の合計14路線を削除する予定といいます。

削減される人員数は2017年年末までに約2900人と見積もられています。

この「第二のプラン」に反発し、10月5日には一部職員のストライキが予定されています。

今のところ、運航便に大きな影響は出ないという話ですが、エールフランスご利用予定の方は、お気を付けください。

ちなみに、世論は、どちらかというと、パイロットたちに風当たりの強いものとなっています。政治家も複数が「エールフランスのパイロットはもっと努力をすべき」という主旨の発言をしています。

また、第二プランの公式発表は、来週月曜(10/5)を予定しています。

(冠ゆき)

筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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