No.273COP21開催に伴うパリの交通注意情報(11/29-30)
No.272に書いたように、パリでは、11/30から150人近くの首脳級が集まってCOP21が開かれます。総計4万人を迎える計算となる大掛かりな国際会議となります。
パリでは今月13日に同時多発テロ事件があったばかり。COP21開催に向けて、警備体制を厳しく見直しました。
前日到着組も多いため、11/29-30は、パリ、シャルル・ド・ゴール空港、オルリー空港、また会場となるブルジェ周辺では、交通規制が予定されています(詳しい地図は、こちら警視庁サイト)
11/29(日)は15時から通行止めが始まります。
11/30(月)は朝6時から21時まで終日通行止めが行われます。
警視庁からは、この二日、フランシリアン(パリとそれを取り巻くイルドフランス地方に住む人々)に車を使わないことを忠告するメッセージが出されました。
また、11/29正午から11/30夜0時まで、公共交通機関利用は無料と発表されました。
ところが、昨日(11/27)になってから、今度は「公共交通機関を使うのは避けましょう」というメッセージが再び警視庁ツイッターから出されました。
つまり、車も電車もメトロも乗るなということ。
RATPでは、メトロの便数を通常より10%増やし、RER(郊外電車)A線とB線の車両を長くするなど対策をとる予定。またSNCFも、イルドフランスを通る電車の便数を増やしたり、日曜夜の工事を取りやめるなど対策を取っていますが、それでも、公共交通機関が相当な混雑ぶりになることが予想されるための勧告と見られます。
保険会社AXAなどは、コンピュータを家に持って帰り、この日は在宅で仕事をするようにというフレクシブルな対処を取っています。
旅行中の方は、この日はホテルから徒歩で移動できる範囲での観光をお薦めします。お住まいの方も、できれば、混雑に巻き込まれないよう、外出を控えるなど、ご注意ください。
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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