No.310連休の週末、リールでは巨人の洗礼式!
日本の連休は終わってしまいましたが、フランスは来週月曜日が祝日のため、今週末も連休となっています。今ご旅行中の方、今日金曜夜から、明日土曜、また月曜も再び道路、列車とも混雑が予想されますので、ご留意を!
先週から夏を思わせる日差しも感じられるようになったフランス。特にノルマンディ、ブルターニュ、また地中海へ伸びる道路の混雑が大きいと思われます。
ここフランス北部は、今日5/13は24度の予報。5/1に間に合わなかったすずらんも満開ですが、今は藤の花が美しく、ライラックも咲き誇っています。
ところが、天気予報によれば、明日明後日の週末は、最高気温が13度まで下がるとのこと。暖かさに慣れはじめた体には、気温の急降下がこたえるかもしれません。お気を付けください。
さて、この連休、No.309に書いたお薦め美術館の展示はまだ続いていますので、興味のある方はぜひお出かけください。
加えて、リールでは5/14(土)に、新しいGéant(巨人)のお目見え祝いがあります。以前も書きました(No.69 , No.107 , No.110 , No.143 , No.150 , No.160 , No.172 , No.198 など)が、ジェアンというのは、フランス北部とベルギーの風習で、多くの市町村がそれぞれ伝統のジェアンを持っています。ジェアンは名前の通り、普通の人間よりかなり大きく、小さいものでも大人の男が汗だくになりながら動かすサイズ。大きなものになると、複数の人数が必要です。
このジェアンにはそれぞれ名前が付いていて、地元の人たちが、自分の町のジェアンについて話しているのを聞くと、まるで旧知の友人について話しているような口調です。
歴史の長いジェアンに、奥さんや子どもたちが徐々に加わってきているのも、土地の人の愛情の現れでしょう。
「洗礼」と呼ばれる、このお目見え式にも、ちゃんとゴッドファーザーとゴッドマザーが存在します。14日生まれるジェアンの名前は「プティ・ジャック」。彼にも人間のゴッドマザーとゴッドファーザーが一人ずつと、ジェアンのゴッドマザーとゴッドファーザーが一体ずつ指定されています。
なんだか想像がつかないなぁ、という方。よろしければ、ぜひ一度洗礼式を覗いてみてください。
日時は、5/14(土)15時。
場所は、リールのヴォーバン公園(Jardin Vauban)にある人形劇場(Théâtre de Marionnettes)です。
(シタデル城塞のすぐ近くです。最寄りの地下鉄駅はRihourかRepublique Beaux-Arts。いずれも徒歩15分強。)
(冠ゆき)
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筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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