No.313ダンケルクは今1940年のDunkirkとなっています

公開日 : 2016年05月25日
最終更新 :
筆者 : 冠 ゆき

今フランス北部で毎日のように話題になっているのが、Christopher Nolan(クリストファー・ノーラン)制作中の映画『Dunkirk』です。

Dunkirkは、フランス北部の港町ダンケルク(Dunkerque)の英語名。フランス最北のノール県の町です。

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フランス北部の海

この映画で取り上げるのは、ダイナモ作戦。第二次世界大戦中ドイツに追い詰められ、退路を断たれた連合軍を英国に撤退させる作戦名です。フランスでは「ダンケルクの撤退」や「ダンケルクの奇跡」とも呼ばれるこの作戦が実行されたのは、1940年5月26日から6月3日まで。計約33万8千の兵士が脱出したといいます。

撮影用の船が入港したとか、エキストラのキャスティングが行われるだとか、リメイクで町が40年代の様相になったとか、しばらく前からメディアを騒がせていましたが、とうとう一昨日5月23日より撮影が始まりました。

その最初の模様、France 3テレビ局による報道は下の動画をご覧ください。

キャスティングには、Tom Hardy(トム・ハーディ), Mark Rylance(マーク・ライランス), Cillian Murphy(キリアン・マーフィー), Harry Styles(ハリー・スタイルズ)らが名を連ねています。

ダンケルクでの撮影は、これから7月3日ごろまで、約40日続くそうです。ちなみにエキストラに選ばれたのは1500人。#Dunkirk でSNSに画像も多くアップされています。気になる方はぜひチェックを。

映画は2017年7月公開予定です。

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ちなみに、これまでに書いた第二次世界大戦とフランス北部の話は下の通り。

No.39【コラム】昨日のエリート、今日の戦犯:レジスタンス弾圧事件「覚えておくことの義務」

No.56【コラム】フランス地方紙La Voix du Nord(北の声):非合法新聞の躍進

(冠ゆき)

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筆者

フランス特派員

冠 ゆき

1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。

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