フィンランドのTalkoot(タルコー)とは?

公開日 : 2015年05月24日
最終更新 :
筆者 : 林 恵美

フィンランドでは、引っ越しや庭掃除など、人手が必要な仕事に友達のボランティアを募るTalkoot(タルコー)という習慣があります。仕事を手伝ったあとは、手伝いを募った側が食事やサウナなどをふるまうのが普通です。環境団体などが、たとえば海岸の清掃を呼びかけることもあります。

さて、前にも紹介したRuissalo(ルイッサロ)半島に大きなヴィラを持っている知り合いが、ヴィラのキッチンとテラスを夏の間、カフェとして開放することにした、というので庭掃除のタルコーに行ってきました。

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冬の間にたまった枯れ枝を集め、大きなものは薪用に集めて乾燥させ、小さいものはグラインダーにかけてチップ状にし、土に戻します。庭、といっても半分森のようで、枝は拾ってもきりがないように思われます。写真のところを駐車場にするそうです。

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子供たちは、半時間もすると枯れ枝拾いに飽きてしまい、トランポリンで遊び始めました。確かに、こっちのほうが楽しそう。

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3時間ほどの労働のあと、すこしは庭もすっきりしたでしょうか・・・ おなかも空いてきたころ、お楽しみの食事は、大きな鉄板で焼いたPyttipannu(ピュッティパンヌ)。お決まりのTalkoot料理で、残り物のポテトと玉ねぎ、ベーコン、ハム、ソーセージなどを焼いて、半熟の目玉焼きをのせていただきます。外で食べると、なぜかおいしいのです。

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そして、デザートはカフェで出す予定のチョコレートケーキをみんなで味見。フィンランドのケーキにありがちで、甘い!ですが、なかなかです。私はチーズとペストのマフィン、オランダ人ですが日本が大好きなAさんはなんと、あんパンを作ってきてくれました。これもみんなで賞味。

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ホルン奏者のFさんは、この海をバックに、なにか演奏してください!とのリクエストに応えて、2曲ほど披露してくださいました。 1日の締めは、やっぱりサウナです。更衣室がひとつしかないので、男性組と女性組、交代で入ります。

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今日のおみやげ。森で白いゆきわりそうをつんで小さい花束にしました。家で沖縄ガラスの、青い花瓶に飾りました。

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