オーストリアのATMを使ってみよう!
ゼアブス!去年から特派員を始めてこれまで何人かの方からオーストリアに留学するというお話を聞く機会がありましたが、そういった方の中にはオーストリアの銀行口座を作る場合も多いと思います。筆者もでしたが、海外でのお金のやり取りって慣れないうちは少し不安ですよね。そこで今回はオーストリアのATM(オーストリアではBANKOMATといいます)を利用する際のお金の引き出し、明細確認などの基本的な手続きについてご紹介します。
オーストリアのATMですが、こちらでは銀行内だけでなく外にも設置されており基本的に24時間利用出来ます。銀行内に機械があるところは営業時間外はカウンターはドアやシャッターで封鎖されるものの、ATMの置いてあるフロアは解放されていて利用したい場合は入り口の機械にキャッシュカードを入れればドアが開きます。
カードを差し込む機械。ドアを開けるのにはパスワード入力などは必要ありません。
ATM=Bankomatはこのマークが目印。
Bankomatは別の銀行や海外でも利用可能で、例えばドイツで現金が必要になった場合、ATMにこのマークがあればオーストリアで作ったキャッシュカードでお金を引き出すことが出来ます。
これらを踏まえてまずはATMからお金を引き出す場合。
お金の引き出しは「Auszahlung」または「Bargeld」を選びます。その後にPINコード、引き落としたい額(画面には20,50,100ユーロなど表示されますが、下にあるキーボードで細かく設定する事も出来ます)を選び、緑のラインや色のついたボタン「Bestatigung」を押して手続き終了。操作を間違えたり、手続きのキャンセルをしたい時は赤のボタン「abbrechen」を選択します。
(※ここではドイツ語で利用するのを想定してご紹介していますが、ATMはドイツ語以外にも英語やイタリア語など数カ国語に対応しています)
ATMからの引き出しの際の手数料はありませんが、口座維持費として数ヶ月に1回銀行口座からお金が引き落とされます。値段は銀行によって変わるそうですがこの後にご説明する明細確認で見ると高くはないものの、安くもない金額が引き落とされるのである程度のお金を口座に入れておく必要があります。
次に明細確認について。日本なら通帳で確認しますが、オーストリアには通帳がありません。筆者が口座を作った銀行では通帳が発行されるのは相当な預金を持っている場合のみと言われました。ではどうするかというと、明細はATMとはまた別の機械で手続きをします。口座確認だけならATM内にある「Kontostand」からも出来ます。
ここでもキャッシュカードが必要になります。まずは機械にカードを入れ、「Kontoauszug」を押します。
後は明細が書かれたルーズリーフのように片方にファイリング出来る穴の開いた紙が出て来るのを待つだけ。通帳はないので自分でまとめて管理しろということですね・笑
この明細確認は現金の引き出しとは違い別の銀行では出来ないのでご注意を!
さて、基本的な使い方は以上ですがもう1つ。それがこれ、写真3段目のメニュー「Quick」。
Quickとはオーストリアの電子マネー。日本では電子マネーは色々な種類がありますがオーストリアではQuickのみ。このQuickはオーストリア国内で使え、利用には特別な申請は必要なく銀行口座を持つとキャッシュカードに組み込まれている事が多いです。
なお、チャージ上限は400ユーロでATMを操作してお金を口座からQuickに送ります。
その際明細には「Quick」と記載されます。
そして電子マネーへ振り込んだお金を戻すのもATMから。チャージする時と同じようにカードを入れて「Quick」を選択、そして「Entladen」を押して手続きします。この返金手続きは即お金が戻ってくるのではなく2、3日後に口座へ返金されます。
どうでしたか?オーストリアのATMは日本とは勝手が違いドイツ語や英語表記だと戸惑うと思います。そんな時は窓口へ行って相談してみてください。ATMの操作も親切に教えてくれますよ!
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