【今月のお題】からだが温まるスペイン版お味噌汁とにんにくスープ

公開日 : 2014年11月30日
最終更新 :

今月のもうひとつのお題は"スープ"。寒くなったこの季節に飲みたくなる2つのスープをご紹介します。

まずは、私がスペイン版お味噌汁と呼ぶカルド・ガジェゴ。名前の通り、スペイン北西の端っこにある

ガリシア地方の郷土料理です。家庭やレストランによってレシピも少々異なりますが、メインの具は

グレロスと呼ばれるカブの葉かアセルガ(日本ではフダンソウ)+キャベツの一種+じゃがいも+

白インゲン豆で、これを豚の脂肉と一緒にコトコトと煮込みます。ほっこり素朴でとてもいい出汁が

出るんですよ。まだスペインに住む前に旅行で来た時に熱を出したことがあったのですが、

このカルド・ガジェゴとパンを食べて元気が出たことを覚えています。

CIMG3306.jpg

<グレロスとキャベツだけのカルド・ガジェゴ。見た目がワカメのお味噌汁に似てません?>

もう1つは、スペイン中央部カスティージャ地方のソパ・デ・アホ。直訳するとにんにくスーですが、

そんなにキョーレツなものではありません。硬くなったパンをおいしく頂くレシピで、ほかには卵や

にんにく、パプリカ粉、ローレル、オリーブオイル、生ハムを使用。カスティージャ地方の冬は寒さが

厳しいので、昔の人はこのスープでからだを温めたのでしょうね。寒い日に飲むと、体の芯から

ポカポカしてきます。以前は、朝食と昼食の間にこのスープを飲んでパワーチャージする習慣が

あったそうですよ。

DSC_0437.jpg

どちらも寒い季節にはイチオシのスープです。

(11月お題"スープ")

ランキングに参加しています。

↓↓↓クリックして頂けると嬉しいです^^↓↓↓

筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。