今年はこんなファジャがありました<2015年火祭り>

公開日 : 2015年03月29日
最終更新 :

予約投稿のセッティングがうまくできていなかったため遅くなりましたが、今年の火祭りのファジャを

いくつかご紹介したいと思います。ファジャというのは、最終日の夜に燃やされる可燃性のオブジェのこと。

バレンシア市と隣接する4つの町には合計380の火祭りグループがあり、それぞれが大人の部の

大きなものと子供の部の小さなものをつくるので、町のいたるところにこのファジャが設置されます。

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大きなファジャは制作費ごとに19の部門に分かれており、専門審査員による審査の結果その部門内で

順位がつけられるのですが、やはり毎年1番注目をあびるのは一番制作費の高い特別部門(制作費:

85,000~230,000ユーロ)の第1位。今年は昨年に引き続き、ピラール広場のファジャが1位に輝きました。

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今年この特別部門は全部で12のファジャがあり、私は7つしか見ていないのですが、どこも大きいものの

私のタイプではありませんでした。強いて言えば、このクーバ通り×リテラト・アソリン通りのファジャでしょうか。

これは8位でした。なお、大きなファジャは有料で囲いの中に入れてもらえるので、気に入ったファジャが

あったら中でゆっくり見物することをオススメします。

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私が気に入ったファジャは2つ。ともに特別部門に次ぐ制作費(31,000~83,600ユーロ)の1A部門の

ものでした。1つはグラバドール・エステべ通り×シリロ・アモロス通りのこちら。部門内では3位でした。

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もう1つはマエストロ・ゴサルボ通り×コンデ・デ・アルテア通り。これは1A部門の1位でした。

最終日はこのファジャを燃やすところを見に行きました。この日は風が強く、どこも例年以上に

消防隊員が大変だったとか(点火の際は消防隊と消防車がマスト!)。私も初めて煙に巻かれたり、

頭上から火の粉をかぶる経験をしました。今年は雨と風に見舞われた上、メインの16日から19日が

平日に当たったため、観光収入も少なかったそうです。

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16日~19日の4日間で380ものファジャを見るのはどう考えても無理なので、来年は特別部門だけは

全制覇したいと考えています。

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筆者

スペイン特派員

田川 敬子

東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。

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