日本でも買える! 世界中で認められたおいしいスペイン産オリーブオイル
突然ですが、実はワタクシ、オリーブオイルソムリエです。4年くらい前にオリーブオイルの世界に少し足を踏み入れたところ、ハマってしまいました。今日は日本でも買える私のお気に入りのオリーブオイルを紹介します。
Palacio de los Olivos/パラシオ・デ・ロス・オリーボスというエキストラバージンオリーブオイルです。直訳すると、オリーブ宮殿、ですね。
カスティージャ・ラ・マンチャ州の南、アルマグロの近郊に300ヘクタール近い広大なオリーブ畑を持つ生産者さんがつくっているシングルエステートの農園です。オリーブオイルの品種はハエン原産のピクアル種。ポリフェノール値が高く青草のアロマが特徴の、世界でもっとも栽培されている品種です。昨春アルベキーナ種の苗木も植えたそうで、数年後にはアルベキーナ種や2つの品種をブレンドしたオリーブオイルもつくる予定だとのこと。高品質のオイルを搾るために早摘み、収穫されたオリーブの実は直ちに農園内にある搾油所に運ばれ"oro líquido/黄金の液体"(スペインではオリーブオイルをこう表現します)に変わります。
何が好きかって、まずは香りが良いのです。ゆっくり香りを吸い込むと、森林の中にいるような青々しい草や葉の香りがします。その裏に華やかなフローラル系の香りも。そして、口に含むと心地の良い苦みと辛みがあります。これはポリフェノールを含んでいる証。ハエンの早摘みピクアル種のオリーブオイルよりも華やかで刺激が少ない分上品にできていると思います。男性化粧品に見えなくもないボトルもおしゃれですよね(笑)料理好きの男性へのプレゼントにいいかも。
<搾りたての高品質のエキストラバージンオリーブオイルならではの色!>
このパラシオ・デ・ロス・オリーボスは、世界中の主要エキストラバージンオリーブオイルコンテストで毎年数々の賞を受賞しています。昨年度は、世界中のピクアル種単一のオリーブオイルの中でもっとも多くの賞に輝いた製品だったそうで、また、エキストラバージンオリーブオイル世界ランキングでは第7位にランクインしました。すばらしいですね。今年もオリーブジャパンやニューヨーク、ロサンゼルスのコンテストで金賞をとっています。
スーパーで売っているエキストラバージンオリーブオイルより値は張りますので、主に生食用に使うといいと思います(もちろん加熱調理にも使えればベストですが...)。パンやサラダに使う以外にも、パスタやポタージュなどの温かいお料理にまわしかけても香りを楽しみながらいただけます。以前、マッシュルームのカルパッチョにかけたらとても美味でした。スライスしたマッシュルームに塩コショウ、ハーブをふりかけ、パルメザンチーズを上からすりおろしてオリーブオイルをかけるだけ。簡単でおいしい一品です。私はこのオリーブオイルを、白身魚やイカのお刺身やお寿司に使うのも好きです。お醤油と一緒でもいいですし、塩とオリーブオイルのみでもおいしいですよ。ぜひお試しくださいね。
<簡単でおいしいマッシュルームのカルパッチョ>
日本では百貨店や都内&近郊のマルシェ、専門店などのほかに、こちらのサイトでも販売しています⇒ http://www.chamomileclub-shop.com/shopbrand/ct910
創業明治3年の老舗・金田油店さんの人気ブログ『油屋ごはん』でもおいしそうなご飯と一緒に紹介されています。
筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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