もう迷わない!地下鉄の乗り方、切符の買い方

公開日 : 2010年10月21日
最終更新 :

ウィーン市内には発達した地下鉄のシステムが存在します。

ただ日本の地下鉄とは乗り方や切符の買い方の勝手が異なるので、

ウィーンに始めていらっしゃる皆さんのために、今回は地下鉄の利用方法をお知らせしようと思います。

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地下鉄に乗れると、ウィーン市内の移動がとっても便利!

ウィーンには地下鉄の1番線(U1)から6番線(U6)まで存在し、

それぞれ、

・1番線(U1): 赤色

・2番線(U2): 紫色

・3番線(U3): 山吹色

・4番線(U4): 緑色

・6番線(U6): カーキ色

(※5番線は存在せず)

と、ロンドンのチューブや東京の都営地下鉄線・営団地下鉄線のように、路線ごとに色分けがなされているので、乗りたい路線は色で探すと簡単です。

地上で地下鉄の入口を探すときは、"U"と書かれた水色の看板を目印にしましょう。

これが切符自動販売機。

切符自動販売機-.jpg
切符自動販売機の画面説明-a.jpg

【画面の説明と切符購入手順】

①言語の選択

言語はドイツ語ですが、画面下の国旗マークの付いたボタンで、左より順に「英語、イタリア語、フランス語」も選択できます。

②切符の種類を選ぶ

画面左より、

1.Einzelfahrt Vollpreis: 1回乗車券(通常料金)。往復は2枚買いましょう。

2.Wochenkarte: 週間乗車券。1週間乗りたい放題。

但し、必ず月曜始まりの日曜までというもので、始める日は選べません!!!週の半ば~後半から購入する場合は、自分が何回地下鉄を利用するかよく計算してからチケットを選ぶことをお勧めします。

3.24 Stunden WIen: ウィーン市内の24時間乗り放題乗車券

4.48 Stunden Wien: 3.の48時間版

5.72 Stunden Wien: 3.の72時間版

真ん中の列上より、

6.Einzelfahrt Halbpreis: 1回乗車券、半額(子供、犬用)。往復は2枚買いましょう。

7.Monatskarte: 月間乗車券。1か月乗りたい放題。

(但し、毎月1日~末日までの固定制。日本のように、「思い立った日から1か月」というような融通は利きません!)

8.Wiener Einkaufskarte: 日曜以外の、8:00~20:00の時間帯に、一日限り乗りたい放題で利用できる乗車券。

9.2 Senior Fahrten/2 Ermaessigt: シニア・障害者用2回乗車券

10.8 Tage Klimakarte: 8日間乗りたい放題の乗車券。

使用したい8日間は自由に選べ、乗る日の朝は、毎回必ずパンチング・マシーンで刻印する必要あり。

右側上より、

11.VOR Einzelfahrkarte mit Zielwahl : ウィーン市外まで/から乗車できるチケット。

12.VOR Streifenkarten: 12.の4ゾーン分。ウィーン市内のみで使用だと、1ゾーン分を使う。

13.Airport Ticket: 空港かウィーン市内の駅まで利用できるチケット。すぐに使用するか、後で使用するか選ぶことができる。(シティ・エアポート・トレインCATに乗車の際は、別途専用乗車券を購入する必要あり)

14.Parkscheine: 車のパーキング用チケット。レンタカーを借りる人以外は必要なし。

③お支払い

お支払いは、紙幣、小銭、クレジットカードが利用できます。

紙幣は5ユーロ、10ユーロ紙幣のみ受け付ける販売機と、50ユーロまで受け付ける機械があります。何れもお支払いの際に、画面に使用できる紙幣の絵が表示されるので、それに従って下さい。有人販売窓口は、StephansplatzやSchwedenplatz、Landstrasse,Westbahnhof等の大きな駅にしか存在しません。もし切符を買い間違えたり、どの切符を買うべきか相談したい時、、両替の必要がある場合は、これらの主要駅まで出掛けて尋ねてみて下さい。

駅の改札-a.jpg

日本やパリと違って、自動改札機はありません。

うっかりチケットに使用開始時刻の刻印を忘れてしまうと、車内の乗車券抜き打ち検査で"クロ(不正乗車)"とみなされてしまうので、絶対に忘れないようにしましょう!

(たまたま刻印を忘れてしまって、検査に引っ掛かった場合は、英語で猛然と言い訳をして向こうが音を上げるまで交渉して下さい!ここで粘らないと、確か70ユーロ程度の罰金を取られます)

切符刻印機-a.jpg

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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