クリスマス時期の服装と雪中の歩き方

公開日 : 2010年12月06日
最終更新 :
中庭雪景色1-a.jpg

今日は、クリスマス時期に著者がお勧めする服装と雪中の歩き方を紹介したいと思います。

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Rathausイルミネーションアップ-a.jpg

でも燦然と輝くイルミネーションも、クリスマスマーケットが風情を醸し出すのも、何といっても夜!

そしてこの季節、15時半~16時ごろには既に日が暮れて薄暗くなってしまうウィーンでは、夜ともなるとぐっと気温が冷え込んでしまうのが特徴。

(写真はRathaus/市庁舎前のクリスマス・マーケット)

1.コートは腰を覆う丈のものを!

これからの時期益々冷え込むことが予想されるので、ぜひとも厚手且つ、腰丈以上のロングコートをご着用ください。また、スキーやハイキングの盛んなオーストリアですから、こちらではスキー・ブランド、アウトドア・アクティビティ・ブランドも充実しています。スイスのMammut(マムート)や、イタリア発のNapapijri(ナパピリ)、フランスMontcler(モンクレール)といった防寒対策且つ、お洒落なセーターやダウンコートを比較的安く購入することが可能。日本のダウンコートは飽く迄も日本の冬を凌ぎ切れる程度の薄さと素材もののが多いので、質の良いダウンコートが欲しければ此方で買うのも手。(コート表面の材質やダウン自体の量が違います)

ただ、ショッピングに行く時間に加え、自分の体と予算に合ったものが見つかるという保証もないので、できれば日本から暖かいものを持参した方が無難。

2.帽子・手袋必須!

ウィーンはロシア方面から吹雪いてくる風が身を切るように冷たいので、予想以上に頭や手から体の熱を奪われます。どこでもそうですが、風が吹くと実際の気温よりも体感温度がぐぐっと下がるもの。ということで、網目の細かい毛糸のニット帽と、手を入れた時に暖かい手袋(毛糸、フリース素材等。裏にカシミア等のライニングのない、皮素材一枚の手袋は手が冷た~くなるので、お勧めできません。)はぜひお持ち下さい。

詳しい説明と写真は以前の記事、「晩秋~初冬のお勧めアウトフィット」をご参照ください。

3.防水・ゴム底のブーツ。

この週末の積雪量が30cmだったことは既に触れましたが、中心街(リンク内)なら流石に除雪されているだろうと、うっかり皮のブーツで出掛けてしまったのが運の尽き、早速痛い目を観ました!

まず滑る!!!裏がゴム底でない普通のブーツを履いていたため、グリップが効かずに滑る、滑る、滑る!

雪がこんもりと積もった場所なら大丈夫なのですが、人々が踏み固めた道は既に雪ではなく氷(アイスバーン)と化しており、ズルッと行きかけて冷や汗をかいたのは一度や二度ではありません。

そして逆に雪がこんもり積もった場所では、ブーツがしっかり雪に埋まってしまい、後でブーツ表面に塩が白く浮き出てしまいました。

この時期、ウィーン市内では「滑り止め対策、防雪対策」として道に塩と小石を巻くので、塩がブーツの皮を痛め、尖った小石が靴底にめり込むので、お洒落ブーツは大ダメージ覚悟で履く必要があります。

滑って転んで腰を強打してもいけませんし、これからオーストリア旅行用としてブーツ購入を考えていらっしゃる方は、是非厚いゴム底のものをご検討してみて下さいね。

ブーツの底面-a.jpg

(ちゃんとしたスノーブーツではありませんが、お洒落ブーツでは割と機能的な部類に入ります)

あったかブーツについては、以前にも写真入りの記事を書いたので、そちらも併せてご参照ください。

◆雪上の歩き方

こちらはシュヴェーデンプラッツ付近(ウィーン1区)の通りの様子。

雪上の歩き方-a.jpg

左側はある程度除雪された上に踏み固められて、既につるつるの氷となっている状態。油断するとすぐにズルっといくので、かなり危険!!!

右側は、白い雪の上を歩けば滑らないものの、踝までは確実に雪中に埋まるので、靴が水分と塩分、尖った小石と言う3重苦に晒される道。ブーツを履いていない限りは歩けません。

つるりと滑って転ぶのが嫌な著者は、ブーツを履いて必ず右側の状態の雪上を歩きます。

でも場所に依っては、左側の様なアイスバーンしかないようなところも。

そんなときは、地面と垂直に足をそろりと下ろしながらゆっくり歩くしかないので、目的地に到着するまでに結構な時間を要します。とうことで、集合時間や待ち合わせ時間が決まっている場合は、早め早めの行動がお勧めです。 :)

クリスマスの時期にオーストリアにお越しの皆さん、どうか滑らないように気を付けて観光を愉しんで下さいね!

デコバナーラントマンケーキメニュー-a.gif

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筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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