消えゆくのか?オーストリア発祥の官製はがき!

公開日 : 2015年02月10日
最終更新 :

1月16日オンエアのJ-WAVEにラジオ出演したのは、以前お伝えした通りです。

このコーナーでは大先輩のジョン・カビラ氏とのクロストークで、オーストリアのはがき事情について語りました!

せっかくなので、こちらでも少しその内容をお伝えしますね。

日本でも今までよく使われてきた官製はがき。

意外に知られていませんが、実はこれってオーストリア発祥なんですよね。

もっと正確に言うと、オーストリア・ハンガリー帝国時代に、手紙より安い通信手段として発明されたのだそうです。

そして少し前まではオーストリアでも電話や手紙に代わる安価な通信手段として重宝されていたものの、インターネットの台頭によりすっかり姿を消してしまいつつあります。

郵便局のおじさんに聞いてみたところでは、現在は10枚組のセット販売のみ(6ユーロ20セント)で、懸賞応募などに使用されるケースが多いようです。

また往復はがきは500~2万枚での大量発注のみ受け付けられており、こちらの用途はおもに結婚式やイベントの招待、ビジネスで顧客に案内を送る際などなのだそう。発注部数がこれほど多いと、小学校の同窓会出欠など、気軽には用いることはできませんよね!?

その代わり、オーストリアでは昨今「電子葉書」なるものがとってかわりつつある様子。

これは、旅先でスマートフォンなどで撮った写真を郵便局に送ると、写真・宛先・メッセージなどがすべて印刷されて相手に届くというシステム。世界に一枚しかないオリジナルの葉書を作ることができるので、需要も高まってきているようです。それにしても、つくづく便利な世の中になったものですね・・・(笑)

とはいえ、観光大国のオーストリアでは美しい大自然や歴史的な観光名所などをフィーチャーした絵葉書は今も大人気!お土産ショップなどでは、アルプスの雪景色や世界遺産シェーンブルン宮殿、モーツァルトの肖像画など、さまざまな絵柄のものを見掛けます。しかし著者一押しの名物(!?)絵葉書は、何といっても"ウィーン風カツレツ"の形にくりぬいてあるもの!

カツレツの美味しさもダイレクトに伝わってくる勢いですし、インパクトを出したいときのお勧めです!

J-WAVEのサイトに詳しいクロストークの内容がアップされていますので、良かったらこちらもご覧くださいね↓

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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