遂に全面禁煙に!オーストリアのカフェとレストラン
オーストリアでは、カフェやレストランをはじめとする飲食店の分煙が数年前に法制化されたばかり。
それからというもの、果てしなく交わされてきた愛煙家と嫌煙家の熱い議論ですが、それも遂に終わりを見ることとなりそうです。
というのも、このほどオーストリアにおける飲食店での全面的禁煙が議決されたため。
法の施行は2018年5月1日ですが、2016年7月1日以前に店内を禁煙用に改装した店舗には、税制上の優遇措置を与えるなど、早い段階での切り替えが期待されている様子です。
この法律ではテント内のイベント施設やパーティ会場などでの喫煙も厳しく取り締まられる一方、
唯一の例外として、ホテルの喫煙場所は認められる方針。
ただ、この喫煙場所ではサービスは一切提供されず、食事やドリンクなどの持ち込みも不可となっています。
ちなみに、オーストリアの労働組合ヴィーダは今回の決議を画期的通過点と捉えている模様。
議長のヴィンクラー氏はインタビューで次のように語っています。
「我々は約20万人に及ぶホテルや飲食店の従業者、
そして1万人もの職業訓練中の若者たち(多くは15~20歳前後)の健康を第一に考えています。
そのような(彼らの受動喫煙をふせぐ)意味でも、2018年5月以前に、
できるだけ多くの飲食店が店内を全面禁煙に切り替えることを望んでいます」
今まで愛煙家の多かったオーストリアですが、昨今の健康志向に法の整備が追い付いてくる中、
ますます公共の場での禁煙に拍車が掛かることになりそうです。
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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