乗降自由な周遊バスで、気ままなで便利なウィーン観光を
ウィーンにはやはりツアーでいらっしゃる方が多いものの、最近増えつつあるのが個人旅行者。
時間に縛られずに自由気ままに動けるのが最大の魅力ですが、慣れないうちは何をどうしてよいか戸惑ってしまうこともあるはず。
そんな方々にお勧めしたいのが、ウィーンのホップオン・ホップオフバスです!
ウィーンでは、乗降自由なホップオン・ホップオフバスは3社から提供されていますが、
今回紹介するのはもっとも有名なヴィエナ・サイトシーイング社のもの。
黄色い車体が特徴で、路線は全部で5コース。
ウィーンのメジャーな観光スポットがくまなく網羅されています。
各路線の特色を解説しますね。
①レッドライン
旧市街を取り囲むリンク(環状道路)沿いを中心としたコース。
ウィーン国立歌劇場(オペラ座)を出発点とし、美術史博物館、ウィーン市庁舎、ブルク劇場、ウィーン大学などの1区の見どころをはじめ、2区の犯罪者博物館や陶磁器工房やウィーン少年合唱団の寄宿舎のあるアウガルテン宮殿、3区のウィーンミッテ駅とヒルトンホテルにまで足を延ばすことができます。
②イエローライン
やはりオペラ座を起点に、ナッシュマルクト市場、世界遺産のシェーンブルン宮殿(動物園併設)、ウィーン中央駅(独:ハウプトバーンホフ)、軍事史博物館、ベルヴェデーレ宮殿など、1区の中心街を離れた観光名所を便利に巡るコースです。
③ブルーライン
ウィーンミッテ駅ほど近くの、MAK(オーストリア応用美術博物館、上写真の赤い建物)がスタート地点。
フンダートヴァッサーの手がけたクンストハウス、皇帝の元狩猟場で赤い観覧車でも名高いプラーター公園(遊園地併設)、国連本部のウノ・シティなどを巡ります。
④グリーンライン
ブルク劇場・ウィーン市庁舎から、ベートーヴェンゆかりの地であるハイリゲンシュタットや、新酒の飲めるホイリゲで有名なグリンツィング、中世の面影を色濃く残したウィーン北部の街クロスターノイブルクなどを観光するコース。
⑤グレーライン
新しく開設された路線で、土日のみの運航。
ホテル・ヒルトン近くのシュタットパーク市立公園を出発点とする、東のスロヴァキア方面を巡るコースです。
かつてのローマ帝国の軍駐屯地であったカルヌントゥム考古学公園や、プリンツ・オイゲンの息吹が感じられる美しいバロック様式のシュロス・ホフ宮殿など、他の路線とは少々趣を異にしています。
いずれ劣らぬ魅力的なコースばかりで、どのラインに乗ろうか迷ってしまいそうですね!
ちなみにすべてのバスにWifiが搭載されており、日本語による音声ガイドも完備されているのだそう。
チケットは、
■一路線(レッドラインもしくはグレーラインのみ) 24時間で15ユーロ
■オールライン(5路線全部) 24時間25ユーロ、48時間29ユーロ、72時間33ユーロ
から選ぶことができます。
ホップオン・ホップオフバスを自在に乗りこなして、ウィーン観光を効率よく楽しんで下さいね!
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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